ＡＫ１２インパルマーチ、リア周りの雨漏り原因追究編その②。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検やその他の各種整備で
お預かり中のＡＫ１２インパルマーチですが
雨漏りがあったので
原因追及と修理をしていっています。

前回、リア周りをバラバラにして
原因追及をしてあり
まずはルーフエンド部分からの漏れを
確認していました。

確認が出来たらボディ用のコーキングで
漏れを防いでいきますが
ここからひたすら時間がかかる事になります。
コーキングをしたらすぐに水をかけて
漏れチェック出来る訳ではないです。

１日乾かして翌日に漏れチェック、
ルーフエンドからの漏れは直りましたが
他にもコーキング割れが発覚していきます。

写真じゃ分からないかな？？？

テールランプとゲートダンパーの間くらいにある
コーキング部分からも
わずかですが水が入ってきます。

マーチの定番テールランプガスケットからも
当然のように。

ＡＫ１２マーチはテールランプのリコールを
日産ディーラーでやってもらうと
テールランプとハーネスが一体になってしまい
テールランプガスケットが交換不可になります。

しかもディーラーさんでの作業だと
テールとハーネスが一体になってるから
ガスケットが通せない、
通せないならガスケットを切っちゃえって事で
ガスケットに切れ目が入れられてしまいます・・・。

そんな訳でハーネスをカットして
カプラー化しておきます。

これで通常と同じように
テールランプの脱着が可能になります。

テールランプを固定するＭ６ボルトの受け側ですが
本来はガスケットが使われています。
外と車内がつながっているので
当たり前ですね。

ただこのガスケット、
純正で供給が無いんですね。

無いから漏れても仕方ないじゃなくて
設定が無いので製作しました。

テールのこの部分には
テール側のクリップがハマりますが
当然ここも外と車内がつながっています。

この部分のガスケットは
脱着すればほぼお亡くなりになってしまうので
クリップを注文、
クリップにガスケットが付属してきます。

テール上のコーキングが乾いたら
テールランプ部分をガムテープでシールした状態で
もういっちょ漏れチェック。

右の丸穴塞いでいない写真ですが
もちろん塞いで漏れチェックしています。

テール横のシールからも漏れがあったので
こちらもコーキング。
また１日乾かしてから漏れチェック。

こちらのバンパー取付クリップからも
ほんの少しですが漏れがあったので
こちらのクリップも交換。
もちろん左右同じようにやっていきます。

お次はバンパーのちょい上にある
コーキングにもわずかなコーキングクラックを発見。
こちらもコーキングし直しておきます。
もう疲れてきちゃいます・・・。

左のが軽いですが
この状態のコーキングクラックでも
ほんのわずかに水は入ってきます。

まぁ、この水量を
集中してかけてるので
現実的な雨の状況ではないですけどね。。。

ただこの水量でＯＫであれば
台風でも間違いなく大丈夫です。

コーキングが乾いたら漏れチェックをして
漏れが問題無ければ
コーキング部分をタッチペンで
塗装しておきます。

最後にテールランプを組んだら
もういっちょ漏れチェック。
最後の漏れチェックは
この水量と、

より雨に近い状況を作り出して
漏れチェックしておきます。

水が入ってきて
サビが発生していた部分は
アンダーコートで塗装しておきます。

ホントはボディ色が良かったんですが
マニアックなボディ色で
缶スプレーが無い・・・。

製作でも良かったんですが
見えない部分なので無駄ですね。
オーナーさんに了解を得て
アンダーコートを塗布してあります。

最後に車検関係で
やる事が多かったので
走行チェックと全開域のチェック、
納車前の洗車をしたら
もういっちょスペアタイヤ周辺に
水が入ってきていない事をチェック。

もちろん雨漏りは皆無だったので
これで納車完了です。

今回はちょいとお預かりが
長くなっちゃいましたが
これで雨漏りも皆無になっているので
雨の日も安心して乗ってもらえると思います。