ＪＺＺ３０ソアラ、クラッチホースからのオイル漏れ修理。｜車検・点検・修理のグーネットピット

アルテッツァ時代からお世話になってます
ＪＺＺ３０ソアラのお客様ですが
先日のエンジンオイル交換時に
クラッチホースからのオイル漏れを
発見していました。

その時はホースからのオイル漏れなのか、
周辺からのオイルが付着したのか
はっきりしなかったので
まずは洗浄して納車、
１週間くらいしてから
持ってきてもらいました。

確認したところホースからの漏れで
間違い無かったので
クラッチホース交換が決定です。
まぁ２５年経過してるんで
ホースからオイル漏れくらい出ちゃいますね。

オーナーさんと相談をして
クラッチマスター・ホース・クラッチレリーズを
セットで交換する事に。

クラッチマスターとペダルを接続する
クレビス周りも交換しますが
間に存在するこういった
プラスチックパーツも交換します。

こちらがオイル漏れ発生のホースです。
ホースとレリーズを接続するパイプも数百円なので
一緒に交換しちゃいたかったですが
残念ながら廃盤でした。

万が一、パイプ側がダメになったら
造ればイイだけですし、
そんなにダメになる部品じゃないので
大丈夫ですね。

カシメ部分からの漏れですね。

マスターやレリーズも
２５年間お疲れ様でした。

マスターはペダル側からも
漏れた形跡がありました。

マスターやレリーズは
交換ではなくオーバーホールって選択肢もあります。

ただブレーキマスターと違い
クラッチマスターやレリーズは
ＡＳＳＹがそれほど高くないです。

オーバーホールだと内部シールの交換のみ、
タンクは当然再使用となり
オーバーホールの「工賃」に費用を払う事になります。

お店側としては純正部品を売っても利益にならない、
オーバーホールであれば「工賃＝利益」なので
オーバーホールを推奨するお店も多いですね。

マスター脱着時に
運転席足元にこんな部品が転がってました。
こういったのは実は大切です。
なにかの部品が破損した証拠なので
確認したところ、

ストッパーになる部品が無くなっていたので
こちらも一緒に新品取り付けしておきます。

足元の内装を外して作業するので
外したパネルはホコリだらけだったので
綺麗に洗っておきます。

すべての部品交換が完了したら
しっかりとエア抜きをしておきます。
新品タンクは気持ちイイですね。

ここから先が結構大切です。
クラッチの点検蓋を外して
レリーズシリンダーのストローク量を測定
調整をしておきます。

クラッチは自動調整とか言うお店がありますが
ほとんどの車両で調整機構が付いています。
必ず遊び量とストローク量は調整してあげて下さい。

すべての調整が完了したら
ペダルを５０回くらい踏み続けて
各部の漏れをチェック、
実際に走行してから
もういっちょ漏れをチェックして
問題無い事を確認したら作業完了です。

今回も作業のご依頼ありがとうございました。
２５年経過のおじいちゃんなので
こういったトラブルも出てくると思います。
３０ソアラもほとんど見かけなくなったので
これからも頑張って維持していってあげて下さい。