３５ＧＴ－Ｒ、前後ブレーキパット＆ブレーキローター交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

２年くらい前にひょいって現れて
展示準備前のＺ３４をご購入頂いたお客様ですが
メインカー３５ＧＴ－Ｒの
前後ブレーキパット＆ローターの交換を
ご依頼頂きました。

基本ＯＵＴな方なので
ディクセルなどは使わず
日産純正のパット・ローターで交換です。

さすが高級ブレーキパット、
届いた段ボールを開けると、

ブレンボの段ボールが入っています・・・。
段ボールも商品のひとつってやつですね。。。

純正で２ピースが採用されているブレーキローターですが
ローター部分単品の供給は無く
ベルハウジングも同時交換となります。

ローターを外したら
いつも通りハブの錆を
ワイヤーブラシで
しっかりと落としておきます。

外したピンやプレートは
すべて綺麗に洗浄しておきます。

ホイールの裏側も綺麗に洗っておきますが
こびりついてすべては落ちないですね・・・。
一緒にキャリパーも綺麗に洗っておきます。

フロントのパットですが、

なにか噛み込んだ形跡がありますね。

ここからは３５GT-Rに限った内容ではなく
どの車両でも、
特にブレンボやエンドレスなど
色付きキャリパーで重要な内容です。

定期的にブレーキフルード交換をしている方も多いですが
フルード交換した後に
ちゃんと洗い流すのは非常に大切です。

ブレーキフルードは
塗装を侵食してしまいそのまま放置すると
塗装が剥がれてきてしまいます。
非常に親水性が高いので
水で洗い流せばすぐに流れてくれます。

工場内で水を使えないとかもあるかもですが
せっかくの綺麗なキャリパーです。
フルード交換を依頼してくれたオーナーさんの為にも
ちゃんと洗い流してあげて下さい。

ニップル内にフルードが残っている事も多く
あとから流れ出てくる事も多々あります。
ニップル内にジャバジャバと
水をかける物でもないですが
どうすればニップル内のフルードを
ちゃんと飛ばせるかは
考えれば分かる内容だと思います。

こちらのＧＴ－Ｒも
ニップル部分の塗装が剥がれてきちゃってます。
特に作業した人を否定する内容では無いですが
オーナーさんとしては
やはりキャリパーを綺麗に維持したい人も
多いはずです。

すべて組み付けが完了したら
最後に走行チェックをして
すべての作業完了です。

といっても、
今回は２回に分けての作業予定です。
元々の入庫理由が
ブレーキの鳴きをどうにかしたいとの事。

取説にもブレーキの鳴きが発生する事は
記載されていますが
純正部品を使って
どこまで鳴きが抑えられるか
いくつか対策してあります。

この状態でしばらく乗ってもらい
鳴きが発生するか確認してもらいます。

来月、さらにもういっちょ
鳴き対策を施工する予定です。

ブレーキの鳴きが出るのが嫌なら
ＧＴ－Ｒ乗るなって意見ももちろん分かりますし、
全然間違っていないですが
そのあたりはオーナーさんの選択です。

本来であればディクセルなどの部品を使い
鳴きを抑えますが
純正部品でも鳴きがどこまで抑えられるか
ちょいと楽しみでもあります。