ＪＺＸ１００チェイサー、エンジン不調修理と燃料ホース交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ちょうど３年前くらいにご購入頂いた
ＪＺＸ１チェイサーですが
エンジン不調って事で
走行不可になり
レッカーで運ばれてきました。

出先でアイドリング不調からエンジン停止、
そこからエンジンが
かからなくなってしまったみたいです・・・。

でもレッカー車から降ろす時に
エンジン始動してみたらエンジンかかりました。。。
ただちょっとアイドリングが安定していない感じですね。
とりあえずお預かりして
トラブルシュートからスタートです。

パイピング抜けや
各部ホースの抜けが無いかチェック、
ＶプロでＤジェトロ化されているので
圧力センサーの不具合が無いかを
電圧チェックしますが
特に問題無さそうです。

この時点でハマっていく予感がありましたが
燃料が濃い感じだったので
ＦＣコマンダーをチェックしてみたら
データがリセットされちゃっています。

インジェクター交換の車なので
インジェクター係数が変更されていたのですが
係数が元に戻ってしまった為、
アイドリング付近が濃い状態になっていたようです。

２年くらい前にリセッティングしているので
その時のデータを入力、
アイドリング学習もし直したら問題なくアイドリングして
まったく問題無い状態になりました。

点検途中で燃料ホースが
ヒビ割れしている事を発見したので
オーナーさんに連絡をして
交換させてもらう事になりました。

燃料系はこれくらいは大丈夫でしょってのが
通用しない部分になると思って下さい。
こういったヒビ割れは発見即交換が大切です。

レギュレーターへのＩＮ／ＯＵＴホースそれぞれ交換します。
レギュレーターに接続のフィッティング、
メクラそれぞれシールテープも交換しておきます。

燃料系に使うシールテープは
必ずガソリン対応品を使って下さい。
オイル用・水用だと
その時は良くても
シールテープが溶けだしてしまい
将来的に漏れの原因になる事があります。

古いシールテープを除去、
ネジ山を綺麗にしてから
巻きなおしておきます。

エンジン始動して実際に走行チェック、
各部漏れが無い事を確認したら作業完了です。

さぁ、納車だって時に
またエンジン不調が発生しました・・・。

まぁ、起こったトラブルは
自然回復する事は無いので
「データが消えた＝その原因がある」訳なので
そりゃそうなりますよね。

とりあえずオーナーさんが乗ってる時じゃなくて良かったです。
原因追及をしていくようにします。