ＢＫ３Ｐマツダスピードアクセラ、エンジン周りの異音点検と修理。｜車検・点検・修理のグーネットピット

以前にフェンダー補強パーツや
各部点検をご依頼頂いた
ＢＫ３Ｐマツダスピードアクセラですが
補強パーツ装着時に
エンジン周りの異音が気になるって事を
お伝えしてありました。

最近、その音がかなり顕著になってきたようで
点検と修理のご依頼を頂きました。

朝イチの始動時に
かなりの高確率で音が鳴るようで
しばらくすると音が消えるとの事でした。

お電話にて症状を聞いている感じだと
可変バルタイのアクチュエーターからって感じでしたが
確信は無いのでお預かりをして
音を実際に確認するようにします。

エンジンルームの
運転席側から音が聞こえてきますが
音の感じが
アクチュエーターじゃないような気がします。

まず１点問題があったのが
こちらのベルトでした。

ベルトが２山無くなっちゃってますね。。。

音の感じが金属のような高い音じゃなくて
プラスチックのような軽い感じの音がしています。

いろいろ確認していったところ
どうやらテンショナーからの音っぽいです。

テンショナーのプーリーに
石が挟まっていました。
これが原因でベルトが切れてしまったっぽいです。

このプーリーは
金属製じゃない上に
手で触ると明らかにガタが出ています。

ベルトとテンショナー、
１０年以上経過している事から
アイドラーも一緒に交換します。

その他のプーリー、
オルタやパワステポンプ・コンプレッサー、
ウォーターポンプのプーリーも
石などが挟まっていないか、
手で回してみてベアリングが傷んでいないかを
確認しておきます。

アンダーパネルを外してあるので
こちらも一緒に洗って綺麗にしておきます。

すべて組み付けしたら
実際に音を確認、
異音が発生していない事を確認しておきます。

念の為、
一晩置いて完全に冷えた状態で
エンジン始動をして
音が消えている事を確認しておきます。

可変バルタイのアクチュエーターだと
どうしても費用がかさんでしまうので
テンショナーの故障くらいで良かったです。

ただＢＫ型のアクセラは
可変バルタイのアクチュエーターから
異音発生率が高いので
今後発生する可能性もあると思います。

異音は基本的に
車になにか問題が発生している為です。
異音があっても
普通に走るからという事で
そのままにしている人もいますが
あまりイイ事ではないです。

原因によっては
しばらく様子をみましょうって事もありますが
まずは原因究明だけはしておくと
余計なトラブルにつながらない事も多いです。

いつも鳴ってる音だからOKじゃなくて
ちゃんと原因究明だけはしておきましょう。