Ｓ２０００ヘッドカバーパッキンの交換とその他いろいろ。｜車検・点検・修理のグーネットピット

中古車での価格高騰が続くＳ２０００ですが
ヘッドカバーからのオイル漏れが発生したので
パッキン類を交換していきます。

パッキン類はシール方法にもよりますが
面接触する部分は
パッキンを新品にするだけではなく
当たり面をしっかりと綺麗にする事で
将来的な漏れ発生率低減につながります。

そんな訳で
パッキン交換には関係ないように見える部分も外して
当たり面を綺麗にする準備も兼ねていきます。
この後、遮熱板も外していっています。

ヘッドカバーの裏側は
比較的綺麗な状態で
取付すれば見えなくなる部分ですが、

せっかくなので
綺麗に出来るところまで
綺麗にしておきます。

ヘッドカバーに取付されている
センサーのOリングも交換します。

シリンダーヘッド側ですが
パッキンの当たり面は
オイルストーンをかけてしっかりと綺麗にしておきます。
パッキンのシール方法にもよりますが
今回のようなシール方法だと
脱脂を頑張るよりも
しっかりと当たり面を出してあげる事のが大切です。
もちろん脱脂をして
汚れを取り除く事も大切です。

あとは通常通り組み付けをしていくだけです。
もちろんプラグホールパキンも交換します。

スプールバルブのパッキンも交換します。
こちらもオイルストーンで
パッキンの当たり面を綺麗にしておきます。

スプールバルブはヘッドの当たり面以外にも
Oリングが使われているので
こちらも交換しておきます。

Ｓ２０００も初期型は
もう２０年以上経過しています。
ハーネスの取付クリップが
あちこち割れてしまいます。
ほとんどの場合はタイラップでくくられたり、
中には無視されちゃう場合も多いです。

こういった事は多々あるので
クリップ付きタイラップは
数種類在庫してあり
いつでも交換できるようにしてあります。
せっかくなので
純正と同じようにちゃんと固定します。

あとは漏れていたオイルをしっかりと洗い流しておきます。
漏れたオイルをそのままにしておくと
パッキン交換後の漏れなのか、
判断が出来なくなってしまいます。
しばらく走行をして
漏れが無い事を確認したら作業完了です。

ついでに室内灯のボタン部分が
白くなってきていたので
出来る限り復活させてみます。
ＷＡＫＯ’Ｓのハードコートを使います。

元々が黒い部分は
やっぱりちゃんと黒にしておきたいですね。
あとはどれくらいこの状態を維持してくれるかですが
また白くなってきてしまい
どうしても気になるなら新品交換かな。

ハードトップのストライカーが
かなり削れてきて
異音の原因になっていたので
こちらも新品へ交換します。

このストライカーは
幌用とハードトップ用の２種類があります。
ハードトップなのに
幌用が付いている車も多いので
ハードトップ装着車は
必ず専用品に交換しましょう。
今回はハードトップ用が装着されていましたが
経年劣化で削れてしまったパターンです。

新品に交換したら
走行チェックをしますが
しっかりと異音消えてくれました。

Ｓ２０００は走行フィールは
今の車には無い乗り味で
いつ乗ってもイイですね。
走りの性能も
今でも１級品なので
中古車の価格が上がる理由も分かりますね。