Ｙ様ＣＴ９Ａランエボ８、ローポジシートレールへ交換です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かりの
Ｙ様ランエボ８ですが
運転席をローポジにしたいとの
ご依頼を頂いていました。

純正レカロは
ちょいとポジションが高いんですね。

万人受けの必要があるので
このあたりは
ノーマルだと仕方ない部分です。

まずはシートレール単体での
スライドを確認しておきます。

この段階でスライドが
スムーズじゃないレールは
ほとんどなにをやってもダメです。

次にレールを
車体側にセットして
レールそのものの
クォリティを確認しておきます。

製品によっては
この段階でプレスにかけて
ちょいと手直しをしておきます。

シートやシートレールを交換した時に
スライドが渋い車を多く見かけますが
個人的にはかなり嫌いです。

特にフルバケだと
乗り降りする時に
シートをスライドさせる事が多いので
スライドが渋いと
段々と嫌になる事があります。

そんな訳で
シートレールを交換する時は
スライド調整を
ちゃんとしておくようにしています。

こういった部分からも
そのレールの品質が分かったり
どうすればスライドを
スムーズに出来るのか

分かってきます。

なにも考えずに
シートとレールを合体、
そこから車両側に組み付け、
なにも考えずに
ボルトナットを締め付けするから
歪みが発生、
その歪みがスライド機構に伝わり
スライドが渋くなってきたりします。

全体を確認して
どうしたら
スライドレールに
余計な歪みが伝わらないかを
確認しておきます。

ランサーはシートを外すのに
センターコンソールを外す必要があります。

コンソールのスイッチに
コーヒーかなにかを
こぼしてしまってるみたいですね。

せっかくなので
綺麗にしておきます。

ＣＴ系ランサーは
ヒジ置きの取り付けビスが
ほとんどの場合、
緩んできているので
一緒に増し締めしておきます。

シートとシートレールを仮付け、
それを車両側に取り付けしたら
歪みを少しでも逃がしながら
取り付けして
スライドがスムーズになるように
組み付けしておきます。

使うレールで限度はありますが
シートに座らなくても
手の力だけで
スムーズにレールが
前後するようにします。

この段階で
スライドが固くて動かない場合は論外、
渋いけど動くって場合には
もうちょい手直し、
余裕でスムーズに動くって場合には
シートに座って動かすと
間違いなくスムーズに動くようになります。

シートポジションが下がると
やっぱり乗りやすいですね。

ただ実際には
ローポジが正解って訳じゃなく
個人に合った高さが重要です。

その辺りを考慮して
ローポジシートレールは
選択するのが大切です。

まだ車検関係の事を
まったくやっていないので
ここから車検関係の
整備を進めていきます。