５号機ＡＰ２型Ｓ２０００、ラジエターの交換ですが細かい部分もきっちりと仕上げておきます。｜車検・点検・修理のグーネットピット

スターターやオルタネーター、
各プーリーを交換した
５号機のＳ２０００ですが
ラジエターからの
クーラント漏れがあったので
こちらも修理しておきます。

ラジエター交換と言えば
最近だと５万円くらいで購入できる
トラスト・ブリッツ・ＨＰＩの
アルミラジエターを
選択する人も多くなってきました。

特にこの選択が悪いって訳ではなく
同じアルミラジエターなのに
ＤＲＬやＡＲＣなどの
アルミラジエターは
１５～２０万円するのに
トラストやＨＰＩは５万円くらいで
購入できちゃうのか、
その理由を知った上で
選択する事が大切です。

どちらがイイ、
どちらが悪いじゃなくて
自分に合った製品選び、
仕様にや使い方に合った製品選び、
それぞれのメリット・デメリットを
考えた上で選択するのが大切です。

見た目がイイから
アルミラジエターにしたいって事であれば
それはそれで間違いじゃないと思います。

Ｓ２０００は
ノーマルラジエターで
特に冷却性能に問題もないので
ＫＯＹＯの純正同等品を使用します。

このエアクリ付いていると
バンパー外しも必要になるので
面倒ですね。

まぁ、外せばいいだけなんですが
余計な作業が必要になります。

ラジエターってのは
フィンの間を少しでも冷えた空気が通る事で
クーラントを冷やす機能が働きます。

バンパーから入った風を
少しでもエアコンコンデンサーに導き、
コンデンサーを抜けた風を
少しでも無駄なくラジエターに
通してあげる必要があるんですね。

でも実際にはラジエターと
コアサポートの間や
ラジエターの横や下には
大きな隙間があり
ここから風が逃げてしまい
ラジエターを通らなくなってしまいます。

電動ファンについても
かなり大きな隙間がある事で
ファンが風を引っ張ろうとしても
この隙間から空気を引っ張り
空気がグルグル回ってるだけになり
ラジエターを通る空気量が
減っちゃう事になるんですね。

ラジエターを車両へ仮装着したら
各部の隙間をチェックして
どの部分に
どれだけの隙間があって
それをどうやって埋めたらいいのか
確認しておきます。

電動ファン側も
同様に隙間を埋めておきます。

すべての下準備が完了したら
車両へ装着していきます。

隙間が無くなる事で
バンパーからの空気や
電動ファンが引っ張る
空気量が増える事となり
コンデンサーの冷却、
ラジエターの冷却、
それぞれ良くなる事になります。

実際に今回の作業後、
ラジエターは容量アップしていないのに
水温は３℃くらい下がり、
体感で分かるくらい
エアコンは冷えるようになりました。

ただ水温については
隙間埋めの効果もあるでしょうが
ウォーターポンププーリーの
交換の方が効果高いのかなって思います。

同時作業しているので
どちらが効果高いのかは
はっきり分からないです。

ただ大切なのは
仕様や用途に合った製品を選んで
その製品の性能を
少しでも発揮できるような
取り付けが大切って事ですね。

ラジエター交換に合わせて
アッパー＆ロアホースも
交換しているので
最終の走行チェック後に
各部の漏れチェック、
完全に冷えた状態で
クーラントサブタンクの
レベル調整をしたら
作業完了となります。