社外パーツ取り付け時に注意する事や５万ｋｍ走行の純正ショックの状態とは。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ＴＥＩＮ車高調の導入を決めてもらった
Ｓ様のコペンですが
純正と違って所詮は社外品なので
いろいろ気を付けながら組み付けします。

ＡＢＳハーネスが
車高調に当たってるので、

当たらないようにしておきます。

ＴＥＩＮ当たるじゃん、
って事ではなくて
社外なんでこれくらいは
取り付け側が
気を付ければいいだけです。

この部分も無理すると
ハーネスを引っ張る事になるので

ハーネスに無理がかからないように
一手間かけてから組み付けします。

組み付けしていて
ここってどうなのかな？って部分があったので
いろいろ確認してみますが
正解が分からなかったので
こういった時は必ずメーカーへ確認します。

こういった時の対応でも
そのメーカーが
製品に対して
どういった姿勢なのかも
いろいろ見えてきます。

写真も送りたかったので
メールでメーカーへ連絡をして写真も送付、
送付する写真に気になっている事を
すべて記入して
開発側に設計資料を見てもらい
どうなのかって事を確認してもらいます。

メール送付から
２～３日くらい必要になりますが
足回りの事なので
確実な返事をもらうようにします。

どこぞのメーカーさんは
車高調を常時ＳＡＬＥ品のように
たたき売りしていますが
こういった時に
ロクな返事が返ってこなかったです。

ある意味当然です、
どこぞの製品を
単にシール交換して売ってるだけなんで
ちゃんと把握もしていないんだと思います。

価格に見合わない車高調を
ユーザーだまして
今後も頑張って売っていって下さい。

外した純正サスペンションですが

フロントサスを外した瞬間に
なんか落ちてきました。

ボロボロになった
バンプラバーですね。

粉々になってます。

バンプラバーとしての役割は
まったく働いていないですね。

納車時には
実際に手で触ってもらい
確認してもらいますが
ベアリングも片側は音が出ていました。

スプリングなどを外した
ショックは、

縮めると、

ゆっくりとしか伸びてこないです。

ＴＥＩＮ新品ショックの状態を
オーナーさんにお見せしているので
その違いを良く分かってもらえたかと思います。

リアに関しては
一度、縮めたら
もう伸びてこなかったです。

手で引っぱらないと伸びなくなってます。

スプリングシートも
かなり劣化してますね。

５万ｋｍだから大丈夫じゃなくて
ショックなんてのは
純正・ＨＫＳ・アラゴスタ・ザックス、
なにを入れても
５万ｋｍも走れば劣化してきます。

だからこそ車高調の
オーバーホールってのは大切ですし、
車高調オーバーホールした事がある人は
定期的にオーバーホールしようってなります。

まったく同じ仕様でも
オーバーホールすると
まったく違うって事を知ってるからですね。

どこぞの車高調は
オーバーホールする価値がないですが。

車高調装着時は
組み付け後に慣らしをするかどうか、
オーナーさんに選んでもらっています。

今回は慣らし希望だったので
一旦はアライメント無しで
納車させてもらいます。

そのまで必要ないってお店も多いでしょうが
それを選ぶのは
あくまでもオーナーさんです。

慣らし不要ってのが
店側都合なのか、
お客さん都合なのかでは
やっぱり意味合いが大きく違うと思います。

車高調ってのは
頻繁に入れ替える物でもないので
せっかくであれば
ちゃんとした選択肢から
ご自身の希望で選んで
選択できると
満足度が変わってきます。

Ｓ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

劣化したショックから
新品になると
乗り味がまったく違ってくるので
新品ショックを
しばらく楽しんでおいて下さい。