Ｅ様ＧＲＢインプレッサ、パワステポンプやタンクの交換です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｅ様のインプレッサですが
お預かり時に
パワステポンプからの
フルード漏れを確認していました。

インプレッサでは定番で
ＶＡＢになってからも
弱点となる部分ですね。

フルード漏れでドロドロになってますね。

放置しておいて
良くなる物でもないので
長く乗るつもりであれば
さっさと変えちゃうのでいいと思います。

ただその選択肢として
なにを選ぶのかというのも
大切です。

リビルト品＝新品、
といった印象もあると思いますが
世の中そんなに甘くないんですね。

リビルトメーカーもたくさんあるので
たくさんあれば
当然いろいろある訳です。

そのあたりの事を
事前にご説明させてもらい
その中でオーナーさんにとって
一番合う選択をしてもらいます。

オイルが漏れて
エンジン側もドロドロになっているので、

とにかくしっかりと洗浄します。

上だけ洗う人もいますが
汚れは当然ですが
下に流れていきます。

なんの漏れなのか分からなくなるのが
一番ダメなので
下廻りもしっかりと綺麗にしておきます。

タンクやホースを外す時は
出来る限りフルードを
こぼさないようにしますが
どうしても多少は垂れてしまいます。
それらもしっかりと綺麗にしておきます。

パワステブラケットも
当然ですがドロドロになっているので、

こちらもしっかりと綺麗にします。

とにかく後から見た時に
交換前のフルード漏れなのか、
交換後に漏れたのか、
しっかりと判断出来るようにしておきます。

すべての洗浄が完了したら
タンクやホースも
新品へ交換しておきます。

特にタンクってのは
フルードが溜まっているだけのタンクではなく
内部がフィルターになっているので
必ず新品へ交換します。

中のフィルターを見た事があれば
分かりますが
洗浄は時間の無駄だと思います。

あとは普通に組み付けすれば
ＯＫって思っていましたが
トラップが隠されていました。

パワステポンプを外す際に
ボルトを緩めた瞬間に
違和感を感じましたが
ブラケット固定ボルトに
トルクがしっかりと
かかっていなかったです。

元々あるお店のデモカーだった車で
エンジンは２．２リッター化されているので
その時かどこかのタイミングで
エンジン側のネジ山を
舐めさせてしまったようです。

その時にそのままスルーして
組み付けされちゃってたんですね。

取付されていたボルトの長さ、
ブロック側のネジ山の深さを測定して
持っていたボルトを
底付きしない長さへ、

カットして使います。

底付きしたら最悪な事になるので
このあたりは慎重に測定します。

ネジ山の掛かりを考えれば
全然問題なさそうなので
実際にボルトを組み付けして
しっかりとトルクがかかるか
確認します。

まったく問題無さそうなので
これでクリア出来そうです。

あとは新しいフルードを入れて
エア抜きしたら完了となります。

まだもうちょいやっておく事があるので
そちらの作業を進めていきます。