オイル交換の方法と古い車ほど定期的な確認ってのは大切だと思いますが、現実は。。。｜車検・点検・修理のグーネットピット

過去にも数回書いたような気がしますが
最近ブログを見始めてくれてくれた方や
全ブログを
見てるって訳じゃない人も多いはずなので
もういっちょ書くようにします。

最近はエンジンオイルの交換を
上抜きってお店が増えているようです。

店側の理由としては
上抜きの方が
オイルがしっかりと抜けるって事ですが
それが本当の理由なのか、
店側の都合を隠す為の体裁なのか、
どちらなのかは謎です。

確かにドレンボルトの位置から
上抜きの方が
オイルが抜ける車もあります。

汚れは下に溜まるから
一番下のオイルをしっかりと抜きたい、
これを本音で思っているお店であれば
全然イイと思いますし、
この後に書く上抜きのデメリットも
きっと無いんだと思います。

実際に現場で作業しているメカニックさん、
上抜きに変更する事を決めた上司の人で
本音として
下記のように思っている人は
いるんじゃないでしょうか？

下抜き時に
ドレンのネジ山を舐めさせちゃう、
ドレンボルトの締め忘れがあって
トラブルになったとか、
トラブルになりかけた。

こんな現実があって
上抜きに変更した。

でもこんな事を公表する訳にはいかないから
上抜きの方がオイルたくさん抜けるし、
下に溜まった汚れも吸い込みやすいですよ、
待ち時間も少ないですよ、
っていう理由で上抜きを採用みたいな。

事実は知らないですけど。

ドレンボルトをしっかりと締めれないなら
他の作業すんなよって話ですし、
トルクレンチにばかり頼るんじゃなくて
アルミ・鉄・ステンレス・チタン、
それぞれ素材に応じて
締め込んだ時の
ボルトの伸び具合を手で感じるって事のが
メカニックとして
大切なんじゃないのかなって思います。

ミスを無くす為に
メカニックを育てるんじゃなくて
ミスを無くす為に
メカニック側の行動制限をする、
仕方ない部分もありますが
どうなんでしょうね？

話がそれましたが
上抜きのデメリットについてですが
オイル交換時に上抜きする、
車を上げる事をしない、
じゃぁいつ下廻り点検するんですか？

２年に一度の車検時でＯＫ？？？
新しくフルノーマルの国産車であれば
まぁ、ＯＫかな？

古い車は？
このハイゼットも
点検したらいろいろ見つかりました。

スプリングシートは破れて
外れてきそうですし、

ヘッドカバーからの
オイル漏れもありました。

もうすぐ１８万ｋｍなんで
どうしてもこういったトラブルは
出てきちゃいますね。

そうなるとやはり
定期的に確認するってのは
重要なのかなって思います。

オイル交換する時に
下抜きして抜いている間に
下廻りチェックする。

これって大切な事だと思うんですが
どうなんでしょうね？

オイルは上抜きしつつ
ちゃんとそのタイミングで
下廻りも見てるよっていう
親切なお店さんであれば全然ＯＫです。

そういったお店さんであれば
普段から
なんの心配もなく
整備を依頼できると思います。

たかがオイル交換、
でも定期的にやる作業だからこそ
定期的に車のチェックをする
イイ機会なんですね。

弊社にオイル交換を依頼してくれる人は
車を渡す時に聞かれてると思います、
「なにか乗っていて気になる事ありますか？」って。

大雑把でも気になった事は言ってもらえれば
見れる限り見るようにしますし、
一緒に下廻りとかは見てます。

こういった事ってのは大切だと思うんですが
世の中は徐々にこういった事は無駄になってきて
排除される方向に進んでいる気がします。

時間の無駄ってやつかな？