Ｋ様ＣＴ９Ｗランエボワゴン、プラグカバーのボルト変更やウォッシャーの向き調整に給油口のバネなど。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｋ様ランエボワゴンですが
それはもう色々な部分で
気になる事がたくさん出てきます。

プラグチェックをしようと思って
ボルトを外そうとしたら
ソケットが入らないです・・・。

スナップオンの
１／４ソケットなので
ソケットの厚みも薄いのですが
それでも入らないです。

無理にいけば入るかもですが
カーボン側に当たってしまいます。

プラスドライバーで外せば？？って話ですが
六角頭のボルトに
プラスかかるようになっていても
基本はプラスドライバー使わないです。

どうとでもなる事なので
どうでもいいと言えばいいんですが
単に気に入らないって事です。

そんな訳で
ボタンボルトへ変更です。

黒ボルトが良かったんですが
手持ちのボルトだと
黒染めのボルトしか無かったので
こちらのメッキボルトにしておきました。

製品でも多いですが
世の中、
黒染めのボルトを
水のかかる部分に
使い過ぎに思えます。

ちょいとメッキの色が気に入らないですが
元の状態よりはいいかなと。

写真じゃ分からないかな？

ウォッシャーがワイパーの当たらないところへ
飛んでいっています。
垂れてきた水が
ようやくワイパーに当たるって感じですね。

ウォッシャーが出ればＯＫっていう
納車整備をされている証拠ですね。

ウォッシャーが出る事を見て
チェックシートにチェック打つのが
仕事って感じでしょうか？

給油口の作動チェックもしておきますが
スプリングがタイラップ２本で
固定されてます・・・。

小さいので分かりづらいと思いますが
指で持っている上側が
車両に装着されていた物、
下が新品になります。

固定部分が割れちゃって無くなってますね。

こんなのをタイラップで固定する
手間を掛けるくらいなら
新品に交換した方がはるかにいいです。

エンジン周りの話に戻りますが
ベルトカバー内から
オイルが漏れてきています。

中を確認した訳じゃないですが
位置的にクランクオイルシールかなって思います。

タイミングベルトを交換されているみたいですが
タイベル交換の現実がコレです。

「タイベル交換済み＝安心」ではなく
「どこまで交換してあるか」ってのが大切です。

タイベルだけ交換しても「タイミングベルト交換」、
ウォーターポンプやテンショナー、
アイドラーまで交換しても「タイミングベルト交換」、
上記＋クランクシールやカムシール、
ＭＩＶＥＣプーリー内のシールまで交換しても
項目としては「タイミングベルト交換」です。

あとはブレーキ周りの点検です。
ちょいと長くなったので
大雑把な流れ程度で。

パッドは前後ともエアブローと
状態チェック。

１年くらい前に
こちらでパッド・ローター交換しているので
まったく問題無しです。

１年前であれば
パッド点検程度でまず大丈夫ですが
ちょいと気になった事があったので
ちょいといろいろ見ておきます。

すべて綺麗にし直して、

パッドの当たり面もすべて
やり直しておきます。

あとはブレーキフルードの交換と、

クラッチフルードの交換です。

特にクラッチフルードが
なかなか汚れてますね。

しっかりと綺麗なフルードが出てくるまで
入れ替えしておきます。

最終の走行チェックと
今回交換した部分を重点的に
漏れチェックをしたら
アンダーパネルを組んで
完全に冷えた状態で
サブタンクのレベル調整をしたら
作業完了となります。

Ｋ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

気になった点は
すべて記録してお渡しさせて頂きましたので
少しづつ手直ししていけると
いいかなと思います。

希少なランエボワゴンなので
今後も大切にしていってあげて下さい。