Ｙ様ＨＴ８１Ｓスイフトスポーツ、クラッチトラブルにより修理です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

なぜか３２スイフトの６速ＭＴから
ＨＴ８１スイフトスポーツへ
乗り換えをしたＹ様ですが
先日のオイル交換に来てもらった時に
動かしたところクラッチに違和感が。

あきらかにクラッチの
どこかに不具合があるっていう状態です。

ペダルが強烈に重く
クラッチカバーの作動関係に
なにか起こってる感じです。

オーナーさんも
違和感は感じていたみたいですが
毎日乗っていると
これが普通かな？って思っちゃうんですね。

当初は
クラッチレリーズシャフトのトラブルか、

シャフトのブッシュが
かじっているのかなって思っていましたが、

レリーズベアリングが原因でした。

ベアリングといっても
ベアリングそのものではなく
レリーズベアリングと
ミッション側シャフト部分の
グリス切れによりレリーズベアリングが
うまく動かない事が原因でした。

通常だとこのレリーズシャフトも
一緒に交換するんですが
スイフトの場合は
このシャフトが
ミッションケース一体なんですね。

そう思うと
危なかったです。

このまま乗っていたら
シャフト側がダメになってしまい
そうなるとミッションケース交換。

ケース交換って事は
当然ですが
ミッションを分解って事になり
予算がまた跳ね上がる事となります。

オイル交換のタイミングが
ちょうど良くて助かりました。

クラッチカバーは、

焼きも入ってなくて
乗り方としても
特に問題無さそうです。

ダイヤフラム側は
どうしても減ってきているので
当然カバーは交換です。

クラッチディスクは
ちょうどいい交換時期でしたね。

ここから悪化すると
フライホイールを削ってしまう事になり
また修理費用が上がってしまう事になります。

このタイミングで
フライホイールも外して
エンジンリアオイルシールも交換。

レリーズシャフトやブッシュ、
ミッションのオイルシールも
新品へ打ち替えしておきます。

クラッチワイヤーは
特に問題なかったですが
まだ部品供給があったので
このタイミングで新品交換しておきます。

すべて交換が完了したら
クーラントを抜いているので
エア抜きと
最終の走行チェック、
走行チェック後に
交換したオイルシールから
漏れが無い事を確認して
すべての作業完了となります。

Ｙ様、今回はちょいと費用かかっちゃいましたが
余計なトラブルにつながる前に
交換できただけまだ良かったかなと思います。

古い車は違和感を感じたら
まずはとりあえずご連絡下さい。

普通に走るからＯＫじゃなくて
一度見ておくってのは
大切になってきますんで
覚えておいて下さいね。