Ｋ様コルトバージョンＲ、最終の全開域チェックもして納車です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

一通りの整備が完了した
Ｋ様のコルトバージョンＲですが
走行チェックへ入っていきます。

といっても
約７年前に前オーナー様へ
販売させてもらってから
こちらでメンテナンスを
させてもらっているので
最終確認といった感じです。

まずは通常走行域のチェックと
ブーストコントローラーＯＦＦ時での
低ブースト域のチェックをしておきますが
まぁ、まったく問題無しです。

このタイミングで
減衰力も確認しておきますが
ＥＤＦＣなので
調整も楽です。

当初はフロント８／リア１０で
設定しておきましたが
街乗りでの楽さを考えると
もうちょい柔らかくても
いいかなって感じだったので
フロント１０／リア１２に
調整しておきます。

このタイミングで
各部からの異音が無いかも
チェックしておきますが
まったく問題なしですね。

一度エンジンルームや下廻りを確認、
特に今回手を入れ直した部分、
水温センサー周りは
漏れが無いかを
しっかりとチェックしておきます。

このあたりがすべて問題ない事を確認したら
Ｌｏブーストでの全開域チェック、
Ｈｉブーストでの
全開域チェックをしておきます。

カーボンクラッチなので
クラッチをしっかりと温めてから
全開する必要があるので
このあたりの事は
納車時にオーナーさんへ
しっかりとお伝えしておきます。

カーボンクラッチは
半クラの容易さ、
クラッチの寿命といった
メリットもありますが
デメリットになる部分もあるので
選択する場合には
このあたりをしっかりと考慮しつつ
使い方に応じて選ぶ必要があります。

コルトバージョンＲは
どちらかと言えばマニアックな車で
コンパクトカーとしては
スイフトスポーツのが
人気が高いと思います。

でも実際に乗ると
コンパクトカーとして
十分なパワーがあります。

このコルトは
フルブラストさんが
サクションやパイピングを製作、
エキマニまでの交換での
ブーストアップがされているので
パワー感は十分すぎる仕上がりです。

コンパクトカーのパワー感を
あきらかに超えてて
乗っていて楽しい車です。

制御もＶプロでの制御になっているので
まったく問題無しですね。

強いていうなら
インタークーラーを純正改ではなく
前置きにして容量アップ、
排気はメタルキャタライザーへの変更や
中間パイプの容量アップをして
排圧を減らしてから
リセッティングしてあげると
ブーストの立ち上がりや
フルブースト時のブーストの安定が
もうちょい良くなってくると思います。

理想は純正タービンのままでもいいので
ウェストゲート化すれば
もっといいですが
そこまではよほど必要ないと思います。

純正タービン使い切りで
十分すぎるところまで
持っていけるかなって思います。

全開域のチェックが完了したら
最終の漏れチェックをし直して
冷えた状態での
サブタンクレベル調整をして
すべての作業完了となります。

Ｋ様、この度はお車のご購入
ありがとうございました。

今回の納車整備時には
ミッションオイルや
ブレーキ＆クラッチフルード交換は
不要って事だったので
このあたりは納車にあわせて
一度やり直しておくと
今後のメンテナンスも
しやすくなると思います。

ブーストアップのコルトは
世の中にほとんど出回らないので
楽しんでいって下さい。