Ｓ様Ｚ３３、ゴミのような純正ナビを外してレーダー探知機を埋め込んでおきます。｜車検・点検・修理のグーネットピット

納車整備中のＳ様Ｚ３３ですが
純正オプションナビが装着されています。

もう２２年前のナビ、
それはもうなんの価値もないです。
ディスプレイなんか死んじゃってますね。

サーキットでの使用を前提としていたので
こういった部分は
車探しをする上で
どうでもいいかなって思って探していました。

ただこの状態で納車ってのは
こっちも嫌だったので
商談の時にディスプレイを中古で交換か、
店に転がっていた
中古のレーダー探知機があるので
そちらの取付か、
どちらがいいか選んでもらっていました。

どちらでも特に費用負担はなく
お好きな方を選んで下さいって感じですね。

レーダー装着の理由としては
ＯＢＤハーネスを取付する事で
水温表示させたかったからです。

サーキット走る上で
いきなりいろいろチューニングは
必要ないと思っていますが
水温管理と
最低限のパッド交換は必要です。

オーナーさんとしても
この部分にメーターを
埋め込んでいきたいって考えていたようで
費用負担も無しって事だったので
ここへはレーダーの装着を。

まずは純正ナビをバラします。
ナビを使わないといっても
ナビその物は取付ベースとして使用します。
この辺りの中身はもう必要ないです。

そうする事で
確実な事が出来るようにしつつ
オーディオパネルの脱着作業も
今後やりやすいように製作します。

簡単な方法としては
アルミ板を四角にカットして
配線を通す穴をあけて
アルミ板に両面テープでペタっと。
作業としては一番ラクです。

次に簡単なのは
ディスプレイの穴だけ四角に開けて
アルミ板の裏側にペタッと貼る方法。

これでもまぁ、ラクチンです。
ディスプレイのサイズを測って
その通りに四角にカットすればいいだけです。

ただそのふたつの方法だと
見た目があまり良くないです。

今回選んだ方法は
５ｍｍくらいレーダー本体を
アルミ板から飛び出させる方法です。

１ｍｍズレたら穴が大きすぎて
隙間が目立つし、
小さければレーダーが通らないです。

ちょびっとだけ飛び出すようにします。

レーダーの角は丸になっているので
その通りにアルミ板を
加工しないといけないので
かなり気を使います。

所詮は手作りなので
ちょびっとくらい隙間はありますが
十分なクリアランスじゃないかなと。

ハーネスを通す穴あけ加工もしますが
そのままだとハーネスを
傷付ける可能性があるので
コルゲートチューブと
固定方法を工夫する事で
１０年２０年経過しても
絶対に配線に
ダメージが無いようにしておきます。

純正ナビの取付方法をベースにしているので
オーディオパネル脱着時でも
レーダーは車両に固定されたままです。
作業性も一切犠牲にしていないです。

ＯＢＤの配線をして
すべて組み付けしたら完了です。

普段、特に見る必要のない時は
蓋を締めておいて、

開けるとこんな感じに。

昼間にパネルを閉じた状態だと
センサーが夜と感じて
ディスプレイを暗くしています。

パネルを開けると
センサーが反応して
ゆっくりとディスプレイが
明るくなってきます。
かなりイイ感じです。

このちょびっと出しをする為に
かなり手間が掛かりました。
隙間もほとんど分からないと思います。

基本的には水温表示してくれればいいですが
なにを表示するのかは
オーナーさんの自由なので
気まぐれでいろいろ
変更してもらえればいいかなと。

製作前は
隙間の心配をしていましたが
十分に満足できる仕上がりになりました。

引き続き納車整備を進めていきます。