オイルクーラーキットの選び方について。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車の冷却チューンと言えば
大容量のラジエターへの交換や
オイルクーラーの追加が
出てくると思います。

フューエルクーラーはどうした？って人は
マニアックすぎるので
ここでは無視します。。。

ラジエターの選択については
過去に数回出しているので
今回はオイルクーラーの選択です。

オイルクーラーを装着する場合、
多くはＫＩＴ物を選ぶ事になると思います。
ＨＫＳ・トラストあたりが多いかな。
ＨＰＩなんかもありますね。

ＤＲＬやセトラブって人、
素敵ですね。

ＫＩＴ物の場合、
車種にもよりますが
オイルエレメント移動タイプと
純正位置に装着のスタンダードタイプから
選ぶ事もあります。

寿命を無視した
完全に性能特化の車づくりの場合は
また別の話になりますが
ストリートでのユーザー車の場合には
寿命ってのも大切になると思います。

その場合に
車をシンプルに仕上げるって事は
大切な事だと思います。

そうなった場合に
オイルクーラーだと
エレメント移動ってのは
接続箇所が多く
構造としては
ちょいと複雑になります。

こっちがスタンダードタイプ。
エレメントとエンジンの間に
サンドイッチブロックを挟んで
オイルを取り出し、
コアへ送って
コアからエンジンへ戻すって造りですね。

こっちがエレメント移動タイプ。

エンジンからオイルを取り出して
移動したエレメントブロックへ入れて
そこからコアへ。
そこからまた逆に戻すって方法です。

エレメント移動のメリットは
エレメント交換がしやすくなる事ですね。

ただその代わり
接続部が増えるって事は
漏れ発生率につながりますし、
部品点数が増えるって事は
故障率にもつながります。

エレメント移動する場合には
その車で本当に
エレメント移動が必要かを
ちゃんと選択するのが大切です。

店側が楽したいってだけの為に
エレメント移動はどうかなって思います。

ＲＢ２６で
ハイキャス残しって場合には話が別です。
エレメント移動しましょう。
お店側が可哀そうです。

今回、話の元となるＳ１５シルビアの場合は
エレメント移動しないといけないほど
エレメント交換大変かな？って感じています。

そんな訳で
今回のＳ１５シルビアは
エレメント移動無しのタイプを選択しました。

ただＨＫＳからは販売されておらず
トラストのキットを使用する事になりました。

基本はトラストの
オイルクーラーキットは使用しないです。

組み付け前に
製品の細かい部分をしっかりと見ると
その理由が分かる部分が
あります。

故障率の話をしているのに
トラスト選ぶの？っていう
マニアックな人もいると思いますが
そのあたりの事も
すべてお話してあります。
それらをすべて踏まえた上での
選択になります。

ＤＲＬコアや
セトラブコアを使用して
ステーを製作、
フィッティング・取り出しブロック、
ホースも汎用品を使用して
すべて製作するってのも全然アリだと思います。

ただコストの面につながるので
今回はキット物での選択です。

どんな部品もそうですが
社外品はいろいろな選択肢があります。

今回のエレメント移動無しが
正解って事ではなく
ちゃんと自分に合った製品選びをするのが
チューニングでは大切になってきます。

ただお店側の都合だけで
製品を選んでばかりいると
あまりイイ仕上がりの車にならない事も多いです。

お店によっては
ちゃんとその人の使い方や仕様などを
しっかりと考慮してくれている場合もあるので
その場合には
ちゃんとお店側に任せるのも大切です。

要はフルノーマルが
一番ラクって事でございます。