メルセデスベンツ　Eクラス　W213　アドブルー漏れ　アドブルー撤廃・Nox鈍化プログラム　 愛知県名古屋市｜車検・点検・修理のグーネットピット

メルセデス　W213　Ｅクラス　220d　のお客様より相談がありました。

アドブルーに障害があり、高額見積が出ていて困っているとの事です。

大阪のお客様ですが、ネットで色々検索され、比較的近い？名古屋の弊社にご連絡いただきました。

恐怖のアドブルーカウントダウンが始まったようですが、自走してのご来店となりました。

すみません・・・・
車両画像の撮影を忘れ、こんな写真しか残っていませんでした。
カッコイイ、赤のW213なのに、オーナー様ごめんなさい。

アドブルー関連の故障の高額修理と言えば、タンク自体の交換が多いですが、この車両は【漏れ】が主原因のようです。

半端なく漏れているようで、カウントダウンは予想以上に早く進み、弊社に到着したころには・・・・

危なかったです！

出発する時点では、倍以上の余裕があるはずでしたが、ギリギリでした。

ちなみに、どれくらい漏れているかというと

エンジンルーム上から。

アンダーカバーを外すと・・・・

アドブルーの主成分のアンモニアは人体に悪影響を及ぼします・・・。

掃除する私の健康がｗ

話を戻し、オーナー様と相談の上、修理の方向性を確認。

選択肢として
①アドブルーも漏れを修理し、乗って頂く
②アドブルーの装置自体をなかったことしてしまう。

他社で提案された修理は①で、高額修理な上、今後も定番のタンクの故障や、NOｘセンサーの故障のリスクを今後も抱えながら乗る事となります。
タンクの故障。ＮＯｘセンサーの故障は何十万も費用が必要ですし、NOｘセンサーに至っては際は再発事例も多数。部品の供給も不安を抱える事となります。

したがって、この際なので、

アドブルーは撤廃。

NOxセンサーは鈍化プログラムに書換、今後の故障リスクを限りなくゼロにされる方法を選択する事としました。

早速作業に入ります。

下準備として、アドブルー関連のECUデータを初期化していきます。

画像が適当で申し訳ない。

各項目の初期化が終わりましたら、エンジンのECUを取り外し、ノーマルデータをPCに移動して、念のためバックアップ。

ノーマルデータは弊社にて、しっかり保存。
いつでも元に戻せるようになっています。

アドブルー関連のプログラム　と　NOx関連の鈍化プログラムを作成して、インストール。

車両にECUを戻し、アドブルー関係のコンピュータを物理的にも外します。

一連の作業が終わりましたら、試乗してテストドライブを！

数十キロ走らさせて頂きましたが、エラーを拾う事も無く、快調なW213が復活しました。

これで、ウィークポイントである

アドブルー関連の故障

NOx関連の故障に

悩むことも、費用がかかる事も、アドブルーが漏れたり、補充する必要もありません。

清掃はしっかりとしてあります（笑）

ご用命ありがとうございました。

【必ずお読みください】
これを「修理」とは言えないと思っています。
ただ、NOxにしてもAdBlueにしても、部品はどちらもかなり高額である上、欠品している事も多く、直したくても直せないというトラブルに該当しています。
それをプログラムで少し「調整」してあげたり、部品が入荷するまで運用出来ないお車を一時的に”撤廃”作業を施して運用出来る様にするというものです。

エンジンチェックランプの点灯原因・内容が分かってはいるものの、NOxやAdBlueがチェックランプを点灯させ続けている状態では、他の全く別の重大なトラブルが発生したとしてもドライバーさんは気付く事が出来ません。

なので、過敏に反応する所を少し調整してあげてチェックランプが反応しない様にしてあげる事で、別に発症した”本当に重大なトラブル”にドライバーさんが早く気付く事が出来る様、本来の意味としての「エンジンチェックランプ」点灯お知らせ機能を取り戻す作業です。

同作業をご希望される方は、その辺りをご理解下さい。

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