スマートK　加速不良・変速しない・オーバーヒート気味になる　修理 名古屋市西区｜車検・点検・修理のグーネットピット

スマートKがレッカーで運ばれてきました。
高速走行中に突如加速が悪くなり坂道を登らないとの事です。
またATが変速せずマニュアルモードで操作。
水温も上がり気味で・・・・・
との事です。

複合トラブルのようですが・・・・
経験上、トラブルの原因が多発的に一気に起こることは考えにくいので加速が悪くなりATの指示系統が崩れたのかな？？と考えていました。
アイドリングに特に不調を感じないことから、過給機のトラブルだろうと推測。

先ずは診断機にてフォルトコードを確認すると・・・・
【過給圧特性のずれ】
というものを検出していました。
スマートの整備の経験が少ないので、見慣れない効きなれない文言ｗ

修理書もないので、ライブデーターからの基準値もあいまいなまま診断を進めていきます。
空ぶかししてもタービンからの音は聞こえてきません。
タービンブローしていれば、排気ガスにその兆候が見られても良いのですが、先ずはタービンの状態を確認します。
その結果、タービンは問題なさそうでした。
写真がなくてすみません。

さらに診断を進めていくと・・・・・
タービンにつながるホースが1本切れています。
辿って相手側を探していくと、インマニに行っています。
なるほど、このホースが外れたりすれば、【過給圧のずれ】が生じますね。
メルセデスの部品センターに照会すると【メッチャ高価】
なので汎用品で代用しました。

その結果、加速もかなり良くなり変速も安定。
しかしながら、もう少し加速しても良いような気もします。
リアルタイムでデータモニターを確認していくと、何となくプレッシャーセンサーの反応が遅い感じがします。

コチラのセンサーを脱着して清掃してみます。
結構汚れていました。
その結果、加速はさらに増し快適そのものです。
80000Kmwo超えていますので、そろそろクラッチのオーバーホールを検討する時期かもですが、まだまだ快適に乗れそうですね。
スマートKも２０年が経ち、良好な個体が少なくなっていく中、大事に乗ってもらいたいものです。

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