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「エアコンが効いてるけどぬるい風しか出ない…」カムロードのエアコン修理
今回は、キャンピングカーのベース車両として人気の トヨタ カムロード のエアコン修理作業をご紹介します。「エアコンは動いているのに、ぬるい風しか出てこない…」というお客様からのご依頼です。

ガス交換だけでは解決しない、隠れた原因
まずはエアコンガスの状態を確認しましたが、特に大きな問題は見られず、エアコンガスを入れ替えても症状はあまり改善しませんでした。
そこで、さらに詳しく診断を進めていくと、低圧側の圧力が下がらないという症状を発見。このことから、エアコンの心臓部であるエキスパンションバルブが開きすぎているのではないかという仮説を立てました。
エキスパンションバルブは、冷媒ガスの流量を調整する重要なパーツ。ここが正常に機能しないと、エアコンの性能が十分に発揮されません。

ダッシュボード脱着の大作業！エバポレーター摘出
お客様にご説明し、エキスパンションバルブの交換作業に入りました。エキスパンションバルブは、ダッシュボードの奥にあるエバポレーターに付いています。そのため、ダッシュボードを半分降ろし、エバポレーターを摘出するという大がかりな作業となりました。
慎重に作業を進め、劣化したエキスパンションバルブを新しいものに交換。再度組み付けを行い、エアコンガスを充填して最終チェックを行いました。

劇的な効果！吹き出し口の温度が9.8℃まで低下！
すべての作業が完了し、エアコンをONにすると、車内には驚くほど冷たい風が勢いよく吹き出し始めました！

施工後：吹き出し口の温度9.8℃

長年のぬるい風から一転、キンキンに冷える快適な空間に変わり、お客様にも大変喜んでいただけました。

諦めていたエアコンも、プロの診断で解決！
「もう古くなったから仕方ない…」と諦めていたエアコンの不調も、原因をしっかりと突き止めれば改善できる可能性があります。
夏のドライブシーズンを前に、キャンピングカーや商用車のエアコンの効きが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。専門スタッフがお客様のお車に最適なメンテナンスをご提案させていただきます。

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