セレナ車検 ！全部見せます　③〈定期点検整備〉｜車検・点検・修理のグーネットピット

「セレナ車検 ！全部見せます・・」のタイトルで〈受入点検〉〈定期点検整備〉〈視認等検査〉〈テスター検査〉に分けて車検作業を載せております。是非ご覧ください。ブレーキの分解・点検・計測作業を終えて③〈定期点検整備〉ではブレーキパーツ除塵作業をお見せします。今回はスライドピンについて触れています。

セレナ車検 ！全部見せます ③〈定期点検整備〉はここからスタートです。

ディスクローターの外周の錆を落としています。

・ブレーキ清掃・
このブレーキパーツはトルクメンバーといいます。
（ブレーキパッドを装着するパーツ）
ワイヤーブラシを使用して丁寧にサビを落とします。

据（す）え付けるという意味のあるパーツで、枠のような形状ですね。上下にスライドピンがあってブレーキパッドでディスクを挟みこんで⇨戻すという動きをしています。

トルクメンバー取り付け
円盤形⇧の「ディスク」を両側から油圧によりパッドで強く挟んで制動作用を行うブレーキです。

・ブレーキ清掃・
ブレーキパッドの表面はサンドペーパーで清掃します。
表面をなめらかに整えています。磨いた後はパッドの溝にワイヤーブラシを当ててエアダスターガンで除塵します。

・ブレーキ清掃・
グリスを塗布作業
ブレーキパッドとシムの間にグリスを塗布することで振動が抑えられ、ブレーキ鳴きも防ぎます。グリスは車検から１年後の【法定12ヵ月点検】で「再塗布」することをお勧めいたします。

・ブレーキ清掃・
スライドピン清掃　古いグリスやダスト汚れを落とし…グリス塗布作業

ブレーキが固着する原因は主にサビです。 サビが発生すると、グリスがなくなり水分がすき間から浸入してサビが進行します。そうなるとブレーキパッドが均等にブレーキローターを挟むことができなくなり、ブレーキの効きが悪くなります。

・ブレーキ清掃・
スライドピン組み付け

シリンダボディ組み付け　
制動力の反力やパッドをディスクに圧着させたときの反力を受けるパーツです

これで前輪のブレーキ清掃整備完了です。

ここから後輪ブレーキの清掃整備です。
ディスクローターの清掃
　⇧
外周は電動工具で、
内周はサンドペーパーで清掃します。
　⇩

・後輪ブレーキ清掃・
ライニングの層を磨きます。

・後輪ブレーキ清掃・
ライニングとバックプレートの接触面にグリース塗布作業

・後輪ブレーキ清掃・
ディスクローター取り付け

・後輪ブレーキ清掃・
前輪と同じようにトルクメンバー、ブレーキパッド、スライドピンの清掃と続きます。

シリンダボディを戻して後輪のブレーキの清掃整備完了です。

セレナ車検 ！全部見せます　③〈定期点検整備〉ブレーキ清掃・除塵・整備作業でした。

車検作業が続きます

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