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他店様で中古車をご購入されたばかりのお客様が少しお怒りの様子でお問い合わせを下さいました。

内容をお伺いしてびっくり。中古車を購入してすぐにエンジンの振動が大きいことに気づき、すぐに購入したお店に問い合わせたところ預かって見てみますね。と1日お車を預けたみたいです。

お車のことに関して知識をお持ちだったお客様はエンジンのマウントがへたっていると言う事を疑って現状を確認していたそう。

翌日、担当してくださった方からは何も問題なかったですよ！と言われて車が帰ってきたそうなのですが振動は収まっていない。。おかしいなぁーと思いボンネットを開けると・・・

預ける前まではなかったエンジンマウントにびっしりとコーキング剤が・・・。
言うまでもなく離れたそうです。

と、言う事で作業に移ります。

まず、フロントタイヤとバンパー・ヘッドライトを外しておきます。
この時点で運転席側のエンジンマウントはもう顔を出しています。

マウントを固定している車体側の3本のボルト・エンジン側の上下のボルトを緩めてエンジンをしたから支えながらマウントを取り外します。

さくっとマウントが外れましたね！
綺麗にコーキング剤が詰め込まれているのでおそらく取り外して注入したのかな？
どうせ外すなら、部品代は6000円弱なので交換してあげる方が優しいですよね。

お車はアフターフォローが肝心！！
しっかりとサポートして頂けるお店での購入をお勧めします。

さて！本題はここから！
助手席側のミッションマウントはとてもやらしく、時間がかかります。

まずはヘッドライト・バッテリーを外しておきます。

マウントを固定しているボルトがヒューズボックス下にありますので車体側からヒューズボックスに入っているハーネス2本を抜き、ヒューズボックス自体を横にずらしておきます。

ABSのユニットもずらしますので固定しているボルトナットを外して車体の後ろ側に伸びている配管もフリーにしておきます。
この配管の下にミッションマウントを固定しているボルトがいます。

次に重要なのがこの左手でつかんでいるプレート。
ミッションマウントをスライドさせて外すのですが、このプレートが邪魔で外すことができなかったので下からこのプレートを固定している10ミリのボルトを2本外してフリーにしておきます。

あとはミッションマウントを固定しているボルトやナットを外し、ABSのアクチュエーターをひょいっと横にずらせばマウントを救出することができます。

見事にちぎれていますね。経年劣化や走行距離が多くなってくるとエンジンマウントがへたって振動が大きくなるということがよくあります。

ダイハツ系は特に多いような気がしますね。
新しいミッションマウントを逆の手順で組み込んでエンジンをかけ、振動がなくなっていることを確認してからご納車をさせていただきました。

作業後とても喜んでくださった様子で、また何かあれば相談させてください。と言って頂けて安心致しました。

当店でご対応させて頂ける範囲であれば全力でサポートさせていただきますのでまたお困り事がありましたらいつでもお気軽にご相談ください。

この度は作業のご依頼をいただき誠にありがとうございました！
インターネットを通じて様々なお客様と出会えることをすごく楽しみにしております。

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