レクサス　ＬＳ　エンジン関連修理・整備　ヒートエクスチェンジャー交換　冷却水漏れ　冷却水が減る　LEXUS ISF LS460 レクサス修理　水漏れ｜車検・点検・修理のグーネットピット

冷却水が減るけども外には漏れ出していない。そんな時は今回記事にさせていただいたヒートエクスチェンジャーの交換が必要になるかもしれません。。。

今回初めて大阪府内よりご依頼をくださったお客様からレクサスLS460をお預かりさせていただきました。

現在通っている車屋さんでは修理対応ができないとのことで、インターネットでこの修理を検索してくださったところ当店がヒットしたようでInstagramも拝見をしてくださっていたようです。

なかなか手間のかかる修理でもあり通常の車屋さんでは対応してもらえないことも多く、今週は新たにレクサスISFが静岡県からご来店されることになりました。

他社様で断られた修理でも店でできることが多くありますので、気軽にご相談いただけたらと思います。

まずはエンジン上部を分解していきましょう。
高級車ならではですが様々なカバーが付いています。

まずはエンジンカバー・エアクリー・スロットル及びダクト類を取り外します。
同時進行で冷却水も抜いておきましょう。

次にインマニを外す為に邪魔なハーネス類やコンピューター・水ホースなども取り外していきます。

メインハーネスに関しては全て取り外す必要はなく私は必要最低限のみを切り離して運転席側の隙間からインマニを取り出していきます。

全てハーネスを切り離す場合は下からの作業も必要となりますが、一部切り離すだけであれば上からの作業のみで大丈夫です。

↑ハーネスを一部切り離すとこんな感じです。
これでインマニを救出する事ができますので参考にどうぞ。

年式的にもカプラーの破損がある可能性も高く、できるだけ取り外す部品は最小限にしておく方が良いでしょう。

インマニが外れたらまだまだ下に潜っていきますよー！笑
スポンジやカバーをはずしていきますが、ここまできたらようやく冷却水漏れが目視で確認することができます。

逆に言うとここまでばらさないと冷却水漏れが確認できません。
なんて悲惨な作業でしょう。。

でも大体冷却水のタンクが減ると言う症状で外部に漏れがなければこの可能性は非常に高いと言えるでしょう。

漏れを確認しつつどんどん作業を進めていきますが、ここでインジェクターのカプラーを取り外しますがかなり高い確率で破損します。

非常に熱がこもる場所と言うこともありプラスチックの劣化は避けられないのでしょう。
カプラーの爪を軽く握っただけでパキッと音を立てて割れてしまいます。

なのでインジェクターのカプラーは8つ注文しておくことをお勧めします。

そしてようやく目的のヒートエクスチェンジャーに到着です！
取り付けボルトとナット、周りの配管などをよいしょっとずらせば摘出する事ができますが少し大変な作業ですので頑張ってください。

作業中よく破損が起きますので時間と日にちはかかる作業かと思います。
私は通常の車検作業やその他多くの業務の合間にちょこちょこと進めていく感じですので、部品の発注なども含めて程良い進み具合だったかと思います。

こちらがヒートエクスチェンジャーを外した画像です。
液体ガスケットとボルトナットで取り付けをされていますので、しっかりと清掃を行い、新たな液体ガスケット塗布して貼り付けます。

この時フロント側にパイプが繋がっており、液体ガスケットも塗布していることから組み付けの際には最新の注意が必要です。

液体ガスケットを組み付けの際に、どこかに触れてしまうと、そこから冷却水漏れが発生する可能性があります。

できれば2名位で他の部位に触れないように確認をしながら組んだ方が良いでしょう。
ただ、スペース的に1人で組む方がやりやすいかとは思いますので、気をつけて組み付けを行ってください。

液体ガスケットの塗布に関しましては貼り付けるヒートエクスチェンジャー側にのみ塗布をしましたが、エンジン側にも薄く塗っておくのも良いかと思います。

最終的に組み付けを行って加圧点検をしないとチェックができないので、ここはしっかりと完璧に仕上げておきたいところですね。

最終的にヒートエクスチェンジャーを組み換えた画像はこちらになります。

注文した部品としましては
・ヒートエクスチェンジャー
・インジェクターカプラー8個
・インレット、マニホールドガスケット2つ
・スロットルガスケット
・水ホース2つ
その他破損したカプラーや樹脂パーツ等

部品代も工賃も少し高額な修理となりますが、対応できる店舗さんがおられましたら近くで相談してみてください。

作業を行う前は必ず先にお見積もりをさせていただきます。
新品部品や中古部品、場合によってはリビルド品など様々なパターンのお見積もりを作成してお客様と打ち合わせを行います。

あと数ヶ月しか乗らないのでお安く修理して欲しい。
または、これからも長いこと乗っていきたいのでしっかりと新品を使って修理してほしい。

などお客様それぞれに合った修理方法をご提案をさせていただいております。

作業のご予約やご相談はInstagramのダイレクトメールで受け付けています。鈑金、塗装、車検整備、24時間レッカー、カスタム、コーティング、ラプターライナー、持ち込みパーツによる部品交換など、すべてを自社工場で自社スタッフが迅速に対応します。多くのスタッフがトヨタディーラー出身で、国産車や輸入車問わず多くの依頼に対応していますので、お困りの際は気軽にご相談ください。

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