エンストする　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンを掛け、すぐ発進し、暫くするとエンストしたらしいです。エンジンが冷えている時に出るようなのですが、全く症状が再現しません・・。ロードテストをひたすら繰り返しますが、調子悪い感じがしません・・。

一先ずコンピューター診断を実施してみると、故障履歴は無しですが、データーを見ると完全暖気後にも関わらずISCVの開度が40％越え。空燃比も13％ぐらい。エンジン負荷値が25％と基準値よりも大分高いのですが、距離も乗ってるし、オイルコンディションも悪いので、仕方無いのかも・・。異常な数値はこれくらい・・。

ちょっと前に法定点検をした時にスロットルボディ等、吸気系の清掃はしていたのですが、念の為スロットルボディは再度清掃を実施。スロットルボディの開度は小さくなりましたが、空燃比値はあまり変化無し。

エンジン内に取り込む空気量の計算はバキューム圧力で検知するタイプ。バキュームセンサーが壊れる事は少ないので、一先ずＯ２センサーのカプラーを外し、走行テスト。

調子悪い感じはしないので、センサーを交換してみる事に・・。Ｏ２センサーの特性不良で空燃比値がおかしくなり、エンストする事もありますからね～。

前後共センサーを交換し、再度テスト。交換後の空燃比値は3％くらい。

交換後もロードテストを繰り返し、症状が発生しない為、こちらで様子をみて頂く事としました・・。

お預かりすると症状が出なくなってしまうという事、意外と多いんですよね・・。こういった時は苦労します・・。

お預かりした時のデータ。この瞬間は6.25%（補正率モニター値）ですが、10％越えの時が多い状態でした。
またエンジン負荷値が26％近く。基準値は20％ぐらいなので、ちょっと高いですね。
でも点火は良好、圧縮もＯＫなので、一先ずこの部分は仕方が無いのかと。

お預かりした時のデータ。ＩＳＣ値が大分高いです。

エアーエレメントが収納されているケース。ブローバイガスに含まれているオイルのせいで、大分汚れていました。

ブローバイのホース。前回PCVバルブもオイルも交換しているんですけどね・・・。

前側Ｏ２センサー。左が装着品、右が新品です。

こちらは後ろ側のセンサー。

交換後のデータです。 空燃比補正率モニター、３％前後で落ち着きました。

こちらも交換後のデータ。ISC値も16.47%まで下がりました。