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車検整備でお預かり致しました！

お客様より2点ご相談頂きました。

1つは1度だけ、エンジンのベルト付近から音がしたとの事。
異音は確認出来ませんでしたが、ファンベルトが少し緩い状態。
こちらはベルト調整で様子をみて頂く事としました。

2点目は冬場はならなかったが、暖かくなってから、クラッチペダルを奥まで踏むと異音と
引っかかる感じがするとの事。
こちらは症状が確認出来、クラッチのマスター及びレリーズのシリンダーから音がしており、
クラッチフォーク辺りからも音がしていました。
ペダルの操作感は特に重い感じはしません。
一先ずインタークーラーが邪魔なので、外してフォーク廻りを確認。
ダストブーツを外してエアブローすると、かなりダストが出てきました。
併せて可動部分を給油すると異音がしない状態。

各シリンダーの音はレリーズシリンダーが動く時にクラッチディスクのダストが抵抗になり
負荷が高かった為、音がしていたのかと思われます。
クラッチの遊びが大きい感じも無いので、今回は一先ずこちらで様子見して頂く事に。
ちゃんとやる場合はミッションを降ろして、クラッチオーバーホールが必要。
一先ずクラッチオーバーホールのお見積りもお渡しさせて頂きました。

これ以外は大きい所でパワステポンプからオイルが漏れている状態。
量も減っており、タイミングベルトカバーの下まで伝っており、エンジンのオイルポンプ付近まで
オイルが垂れていました。
このお車、エンジンオイルはWako’sのアンチエイジングオイルを入れており、アンチエイジングオイルは
蛍光剤が入っているオイル。
念の為、ＵＶランプを当て確認した所、光らない状態だった為、エンジンの下まで垂れているオイルは
パワステオイルである事を確認しました。

パワステ部分はリビルト品のポンプに交換をご提案。

これ以外はエンジンオイル、クーラント、ブレーキ及びクラッチフルードの各交換、
エアーエレメンントが汚れていたので交換時期といった状況。

ご提案した所、全て施工させて頂く事となりました。

入庫時の状態です。中央のオイルシール部分から漏れていました。

ポンプ及びプーリーを取り外した状態です。

取り寄せたリビルト品です。後はプーリーを取付、車両に取り付けます。
今回取り寄せたリビルト品はポンプ上のタンクもセットになっているタイプだった為、移設はプーリーのみ。
ポンプのキャップは新品に交換しました。

ポンプを取付、フルード注入、エア抜きをし、異常が無い事を確認し、完了となりました。

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