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車検でお預かりしました！



今年初めにバッテリーを交換しているのだが、1度クランキングはするけどエンジンが5分位掛からなかった事があるとの事。ただ、現状は普通に掛かってしまう状態で、症状が再現しません・・。
クランキングは出来ているとの事なので、バッテリーやスターターモータといった始動装置に問題は無いはず。
一先ずコンピューター診断を実施してみます・・。



するとP0171　リーン異常の履歴が残っていました。
異常検知した時の情報、フリーズフレームデータも残っていたので見てみると、完全暖気時に惰性で走行中、空燃比値が30％程度まで上昇していた様です。
プラスよりなので、燃料が薄すぎる状態という事ですね。

3000回転位で保持すると、O2センサー値はちゃんと動いているので、エアフロが怪しいのかな～という感じです。
排気ガステスターで測定すると、0.01%の87ppm。E車にしては高いですね。
因みにエアの吸い込みは無し。



一先ずエアフロのコネクターを外した状態で走行テストをしてみる事に・・。
結果、極めて普通な状態。
続いてエアフロのコネクターを繋いで再度走行してみます・・。
すると、アクセルを踏んでも　ノタ～とした感じで全く力がありません・・。出力が物凄く低下している感じです。
という事でエアフロは駄目ですね～。


またエアエレメントの汚れ、エンジンオイルが長期交換していない事によりブローバイガスの汚れによるインテーク系の汚れが見られたので、各交換、清掃も必要。


始動不良という症状は確認出来ませんでしたが、被りにより始動不能が起きても不思議でない感じ。



それ以外はエンジン冷却水、ブレーキオイル、ブレーキシュー、ワイパーゴム、発煙筒の交換ぐらい。



状況をご報告し、承認後作業開始！

エアフロセンサー交換後は排気ガスも0％、2ppmと低減し、走行フィーリングも劇的に改善しました！

入庫時のコンピューター診断結果。
燃料が薄すぎる状態だったというコードが残っていました。

フリーズフレームデータです。
チェックランプが点灯した時の状態を示しています。

エアフロセンサーの位置です。

センサー交換後の状態。空燃比値も9.3%に落ち着きました。アイドリング時の吸入空気量も上がりましたね。
最初1.2以下ぐらいだったので・・。

トラブルコードを消去し、再点灯しない状態を確認し、完了としました。

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