トヨタ　セラ　エンストしてしまう　日野市　八王子市　多摩市　東京｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンストしてしまうという事で、お預かり致しました。

５分位暖気した後走行し、交差点で発進しようとしたら、ｱｸｾﾙを踏み込んでもｴﾝｼﾞﾝ回転数が上がらず、エンストしたとの事でした。またｱｸｾﾙ開度にｴﾝｼﾞﾝ回転数が追従しない事が何度かあったそうです。現状アイドリングは安定して、他に気になる点はエンジン冷却水が少し減っていたとの事でした。

一先ず基本点検を実施した所、火花は良好、圧縮も異常無しでした。となると混合気に問題がありそうです・・。
エアの吸い込みは無し。スロットルボディは汚れており、排気ガス濃度はCO　0.09%　HC　194ppm。
現時点では決定打が無いので、一先ずダイアグを確認・・。

すると№22、水温センサー系統が残っていました。

一先ずECUと水温センサー間の配線を点検・・。こちらはOK。

そこで、ECU側でセンサー電圧を測定。冷間時から計測すると完全暖気の少し前ぐらい時、数値が激しく上下する事を確認しました。エンジン回転数も数値の変化に合わせ、変化する事を確認。センサーは駄目そうです。

上記画像はセンサー電圧測定中の様子。下記リンクはその動画です。

交換前と交換後、状態がよく分かると思います。

冷却水が減る事もあるので、水廻りを点検すると、ラジエターキャップはスカスカ、ラジエター内はドロドロ・・・。
水廻りの汚れがセンサーに付着し、特性ずれを起こしているのかと思われます。

という事で、ラジエターキャップとセンサーは交換、水廻りの洗浄、吸気系の清掃を実施する事に。

実施後、センサー値を測定すると、温度変化に合わせ、数値もスムーズに変化する事を確認。
実走行でも、エンジンの吹けも良くなり、レスポンスも改善しました！

点検費用￥9,720-、水温センサー交換、ラジエターキャップ交換、水廻り洗浄費用が￥23,317-、吸気系等清掃一式￥14,148-、合計￥47,185-となりました。

ラジエターキャップを外したら、こんな感じでした。
ヘドロがいっぱいです・・。
ただ冷却水を抜き取り、交換するだけでは詰まるリスクがあったので、wynn’sのラジエターフラッシュ（フラッシング剤）で洗浄し、抜き取り。そしてヒーターホースを外し、水道のホースを突っ込み、がっつり清掃をしてから冷却水を注入しました。

左が外した水温センサーです。右の新品と見比べると汚れが付着している事が分かります。

スロットルボディです。
かなり汚れている状態・・。

清掃後です。
センサー交換、吸気系清掃後は非常に調子良くなりました！