故障・修理
更新日:2020.05.24 / 掲載日:2020.05.24
カビだらけSUBARU REX VXを修復
よくぞここまで詰め込んだエンジンルーム。パワーバルジの下には大型インタークーラーが備わり、迫力とともに100PSオーバー/Lを達成した。
2気筒だからICの下だけがエンジンで、ほぼ補機類で埋め尽くされている。
写真では見にくいがオイルスティックを抜いてみると、まだまだ粘度はあるようで、透明度も保ったオイルだった。水の混入はない模様。
ブレーキフルードも黒く変色しているのだが、透明度はあり、積載車から降ろす時もブレーキはきちんと作動。貼り付き感はなし。
シートの座面は非常に綺麗で、きちんと清掃されていたことが分かる個体。しかし室内は異常にカビ臭く、長い時間作業はできない。
シートを倒してみると、バックはまるで白いペンキでも塗ったかのようにカビが発生している。とりあえずカビ防止剤と除湿剤を投入。
オドメーターはたぶん実走で47,735km。この距離で荒く乗られていなければエンジンは期待が持てるコンディションなのだが。
タイヤの製造年はYYY299と刻印が、つまり1999(1989かも)と仮定して29週に作られたもの。少なくとも20年は経過している。
唯一の救いは異形ヘッドライトのレンズがガラス製であること。樹脂だとひどく白くなり交換を余儀なくされるが、これはひと安心。
通電確認しようとしたら、バッテリー至近のワイヤーが破断。なにかに食いちぎられたような感じなので、ネズミの仕業かもしれない。