故障・修理
更新日:2018.10.11 / 掲載日:2018.10.11

絶対やっちゃダメ!禁断のクルマ実験室02 フロアマットを二重にして運転する

操作ミスや制御不能な暴走を再現できるか?

フロアマットを外した状態でも、かかとが滑りやすくなるので、ドライビング中に余分な力が入ったり、ペダル操作が繊細にできないことがある。

マットの材質の組み合わせで、ペダル操作性が悪化

 フロアマットの間違った使い方が原因となるペダル誤操作での事故が一時問題になっていたが、実際にやってみるとどうなるかを実験。
 マットは汎用系でゴム系の水や泥を逃さない皿形状タイプと、スポンジ系の柔軟性のあるタイプを重ねてみた。ペダルには、アクセルでは2枚とも載せて、ブレーキペダルには上側を被せるパターンもやってみた。
 このくらいだと、勝手にアクセルが踏み込まれることはないが、アクセルとブレーキペダルの両方に被せると、アクセルを踏んだ時にブレーキペダルも少し下がるのが確認できた。
 ブレーキ操作からだと、アクセルが低い位置にあるため、目立った不具合はない。しかし、重なったマットのせいでかかとが浮いた感じで滑りやすく、力んだ運転に。
 長期間使うとマットがペダル側に押し込まれやすくなるので、これも事故の誘発原因になるだろう。

アクセルとブレーキの両踏みを起こしやすい
フロアマットを2枚重ね、アクセルペダル上に被せたものと、まず無いとは思うがブレーキペダルに引っ掛けた状態。

アクセルペダル上においたものは、ブレーキ操作時に不意に踏む恐れがある。

アクセルとブレーキ両側に被せると、アクセルを踏んだ時にブレーキペダルが動かされていた。

【実験結果】かかとがツルッと滑って危ない

意図的な実験だとドライバー側が防衛してしまい、完全な両踏みはなかった。一番気になるのは、上にあるマットがズレてかかとが動くので足の位置が決めづらかったこと。とっさの時に誤操作を招く要因にはなると思う。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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