Ｙ様ＧＸＥ１０アルテッツァ、ファンシュラウドやサーモスタットにホースやファンモーターなど交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ｙ様アルテッツァですが
入庫前の点検時に
ファンシュラウドのサブタンクから
クーラントが漏れていました。

車検のお預かりまで
１ヶ月くらいあったので
その時に綺麗に洗ってありましたが
やはり漏れているみたいです。

オーナーさんと相談をして
ファンシュラウドは当然交換。
アルテッツァの定番部分ですね。

アッパーホースは外すので
当然同時交換、
ロアホースとサーモスタット、
ファンモーターやファンを
どうするか
オーナーさんに選択してもらいます。

オーナーさんとしては
お仕事で東京に行く事も多いらしく
トラブルは困るのと
まだまだ乗りたいって事で
上記すべて交換する事になりました。

外したファンシュラウドは、

タンクから盛大に漏れています。
ちなみにこれは
１ヶ月前に洗って綺麗にしています。

この接着面から漏れてくるのは
アルテッツァの定番ですね。
シュラウド一体ってのが
なんとも厄介です。

まぁ、シュラウドの供給が終わったら
別で製作すればいいので
なんとでもなりますが
純正部品の供給があったので
新品交換を選択です。

２６万ｋｍとなると
ファンモーターの故障や
ファンの破損が考えられるので
このタイミングで新品交換です。

ファンシュラウドと
ラジエターを固定しますが
まだボルトを締めきっていない状態で、

ほんのわずかですが
シュラウドとラジエターが
干渉しています。

ボルトを締め込んでいけば
当然ですが
ラジエターに
シュラウドが当たっていきます。

将来的にラジエター側への
ダメージにつながるので
一度外して
シュラウド側を少し削っておきます。

加工して組み付けしましたが
シュラウドとラジエターの間に
大きな隙間が。。。

せっかくシュラウドを交換しても
隙間があれば
当然ラジエターの性能を
生かしきれないです。

もう一度シュラウドを外して
隙間をしっかりと埋めておきます。

別のオーナーさんで
去年くらいに
大容量のアルミラジエターに交換したけど
サーキット走行時に
水温がちゃんと
下がらないってオーナーさんがいました。

別のお店さんで作業した車両だったので
発見時に対策はしなかったですが
ラジエターとボディ、
各部に隙間が空きまくってました。

いくらラジエター容量を上げようと
なにしようと
まず基本はラジエターに
しっかりと風を通す事です。

水も風も
当然ですが抵抗が無い側を通ろうとします。
抵抗の大きいラジエターよりも
抵抗の無い側へ風は逃げていこうとして
ラジエターに入る風量が下がるって訳です。

白いＳ２０００にお乗りの
そこのアナタですよ。

たまに社外電動ファンに交換して
ファンを付属の
タイラップ固定の方いますが
お金の無駄って可能性もありますよ。
ファンシュラウドってのは
非常に大切です。

しっかりと風を
引き込む役割もありますが
ラジエターを通った後の風を
逆流しないようにする為の役割もあります。

電動ファンを装着すれば
風が通り水温が下がるってほど
甘いものじゃない事を
しっかりと把握するのは大切です。

余計な話に逸れて
長くなってしまったので
また別ブログにて
アルテッツァ水廻りの
内容を書いていきます。