Ｋ様ＤＣ５インテグラタイプＲ、取説通りに部品を取付するのか・ボルトひとつを考えて取付するのか。｜車検・点検・修理のグーネットピット

ようやく最終段階に入ってきた
Ｋ様のインテグラですが
Ｊ’ｓレーシングさんの
フロントバンパーが装着されています。

見る度に
いつも気になるんですが
取付のボルトが浮いてるんです。

浮いてるの分かります？

これ決して締め忘れじゃなくて
ちゃんと締まってるんです。

どういう事かっていうと
穴は普通の穴なのに
ボルトは皿ボルトなんですね。

製品としてこういった形で
供給されてるのか
新品を見ていないので
分からないですが
仮にそうだったとしても
取付する側がどうにかするべきなのでは？

世の中でホンダ純正ホイールに
テーパーナットを使うのＮＧって
当たり前に言われてますが
まったく同じ状況じゃないでしょうか？

それをチューニングショップさんが
やっちゃうのはどうなのかって話ですね。

テーパー加工して、

しっかりと面で当たるようにして
ボルトの出っ張りを無くします。

まだちょいと甘いですね。

後ろ側がまだちょびっと甘いですね。

これならどうよ。

ボルトそのものが
目立たなくなったと思います。

見た目が良くなったのと
ボルトとしての機能面で見ても
間違いなくこっちが正解だと思います。

バンパー側との一体感が
明らかに増したと思います。

社外品ってのは
取付する側で
いろいろ手を加えるのが
当たり前って考えるべきです。

こんな程度の一手間を加えるだけで
見た目は随分と良くなったと思います。

これを良くなったと感じるか、
大して変わんないじゃんって感じるかは
人それぞれだと思いますが
ボルトとしての機能面は
間違いなく違ってきます。

こっちについては
考え方によって変わる部分ですが、

どんだけボルト出っ張ってんの？って
話です。

ワッシャーも無いですしね。

必要最低限のボルトの長さに変更して
ボルトを刺す方向を
逆にしておきます。

もうちょい見た目がいい
ボルトが良かったですが
在庫品ではこれしかなかったので、

ちょっとでも目立たなくする為に
ツヤ消しブラックで
塗装しておきます。

これでボルトの存在感が
少しでも無くなります。

これについては
考え方による部分もありますが
ワッシャー無しでっていうよりも
いいのかなって思います。

見た目もこっちのがすっきりしてますし。

最終アライメント調整も完了して
走行チェック、
今回は乗り味の部分が
メインのご依頼だったので
最終、高速を使っての
走行チェックをしたら
完了となります。

納車時にも実際に乗ってもらい
高速も走ってもらって
全然違いますって事を感じてもらったら
納車となります。

後日メールを頂いましたが
千葉県までの
帰り道でもまったく不安感もなく
走れるようになったとの事で
安心しました。

乗り味ってのは
人によって様々なところもあるので
ヒアリングしていた内容と
どれだけ修正できたのか
最後まで心配だったので良かったです。

Ｋ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

ここからは気になった事を
少しづつ訂正っていう程度で
満足のいく仕上がりになっていくと思うので
好みに応じて
仕上げていってみて下さい。