Ｓ様Ｚ３３、ＲＥＣＡＲＯのフルバケＲＳＳを最終調整して納車です。｜車検・点検・修理のグーネットピット

各部の加工や調整をして
ようやくシートとシートレールの
組み付けが完了した
Ｓ様のＺ３３ですが
ここから車両へ
取り付けしていきます。

ここから先で大切なのは
まずはスライドのスムーズさ。

フルバケだと
乗り降りする時に
シートを前後させるので
スライドが渋いと
ストレスになります。

ＲＥＣＡＲＯ純正レールであれば
なにも考えずに取り付けしても
ある程度、
スライドはスムーズなので
ストレスになる事は少ないです。

目標とするのは
社外だから仕方ないねっていう
「ある程度のスムーズさ」ではなく
純正と同等のスライド、
しかも２０年経過して
スライドが渋くなってきた時の
スライドではなく
新車時のスライドを目指します。

今回、納車で引き取りに来てもらった時に
弊社からオーナーさんにお伝えしたのが
「一切の不満もない仕上がりです」って
お伝えしてから
実際に乗ってもらっています。

装着位置を決める為に
仮装着状態での
スライドを感じてもらっていますが
納車時にスライドしてもらった時に
「こんなに違うんですね」って
言ってもらっています。

付属品にこういった
ワッシャーが入っていますが
これもすべて使う訳ではなく
必要な部分にだけ
必要な量を使います。

今回は１枚使用しただけでした。

取り付けする位置なんかも重要で
取説通りに入れれば
ＯＫって話じゃないと
思います。

仮装着時は
シートを一番後ろへ下げた時に
ドアの内張と干渉していましたが
ここもこれだけのクリアランスがあれば
十分ってくらいクリアしてあります。

最終確認で
普通通りで座ってもらった状態、
サーキット走行を考慮して
ヘルメットを装着した状態、
今後４点式シートベルトを
装着していく予定なので
４点式装着状態だと
こんな感じになりますっのを
考慮した状態など
実際に体感してもらいます。

こちらで最終の走行チェックをした際に
感じた事もあるので
その内容をお伝えして
そのあたりも気を使って乗ってもらい
変更が必要かどうかを
乗りながら検討してもらいます。

シートベルトを外した状態でも
ベルトの受けが
前後に倒れ込むような事もないので
こういったストレスも皆無です。

フルバケはサーキット用だから
細かい部分は仕方ないではなく
街乗りでもフルバケのメリットってのは
いろいろあるので
とにかく余計なストレスはなく
ノーマルに近い感じで
乗ってもらえるように
仕上げておきました。

あとは実際に乗ってもらって
シート高さ、
シート角度など
変更したいって事であれば
もちろん変更可能な事をお伝えして
納車です。

Ｓ様、今回も作業のご依頼
ありがとうございました。

ノーマルシートの時と
ＲＥＣＡＲＯフルバケ時で
サーキットでの乗りやすさが
まったく違ってきますので
是非サーキットでお試し下さい。