Ｈ様Ｓ１５シルビア、車検のご依頼でボンネット調整や減衰力の確認をしておきます。｜車検・点検・修理のグーネットピット

今年の２月にクーラント漏れで
初めてご入庫頂いてから
いろいろな作業のご依頼を頂いている
Ｈ様のＳ１５シルビアですが
車検の時期が来たという事で
ご依頼頂きました。

タービン水ライン修理や
オイルクーラーからの
オイル漏れ修理はしましたが
全体チェックってのは
一度もやっておらず
車両状態をしっかりと
把握出来ていなかったので
車検をご依頼頂けるのは
ありがたいです。

全体を見ておくと
年式的にどうしても
このあたりを注意しておいて下さいとか、
ここは早めにやっておきたいですってのが
ちゃんと把握出来て
オーナーさんにご提案できるんですね。

それらの項目は
すべてパソコンにデータ保存しておくので
あとからでもすぐに
確認出来るようにしてあります。

まずは全体的な状態チェックですが
ボンネットレバーを引くと、

ちょっとしか上がらないです。

別にボンネットが
開けれない訳でもないですし、
問題はないんですが
なんとなく嫌いです。

上がらない理由が分かれば
それを対策してあげると
こんな感じで上がるようになります。

ボンネットが下がり気味だったので
ブッシュで調整しようとしましたが
ブッシュがへにょへにょで
ブッシュを上げても
調整が効かないです。

千切れていた訳でもないんですが
ブッシュが柔らかくて
ぷにょぷにょなんです。

普通はカピカピになるんですが
なんでしょうね？

良く分からないので
新品ブッシュへ交換して
調整しておきます。

ボンネットとフェンダーのチリを
調整しておきます。

エンジンルームを確認していたら
タワーバーの上に
なんかでっかいＯリングが？

後からオーナーさんに聞いたら
ヘッドライトのバルブ交換した時に
フタのＯリングが千切れてしまったようで
その時のＯリングみたいです。

追加でフタのご注文を頂いたので
届いたら交換です。

エアコンフィルターは、

かなり汚れていたので
もちろん交換です。

新しいフィルターを
取り付けしますが、

蓋を確認すると、

フィルターの上下を
逆に装着していたようで
フタのスポンジが削れていました。

フィルターの端面に
半月の出っ張りがあって
接する部分はスポンジに
切り欠きがあるんですが
逆になっていたので
削れちゃったんですね。

まぁ、それほど大きな問題じゃないので
スルーしておきます。

シルビアだと
エアコンフィルターレスの車も多いので
それと比べれば遥かにマシです。

ＴＥＩＮの車高調を組んである車ですが
車高調の組み付け状態や
車高の事など
いろいろ気になる事はあるので
減衰力を見ておきます。

お店に任せてあるだけって場合、
減衰力調整まではやってくれないお店も
いくらでもあります。

お店側が悪いっていうよりも
乗り味はオーナーさんの好みになるので
出荷時のままってお店も多いのは
仕方ないといえば仕方ないです。

ただ実際には減衰力が
バラバラって車もあるので
一応の確認です。

シルビアはリアの減衰力を調整するのに
リアシートの背もたれを倒して、

スピーカーボードを浮かせないと
調整が出来ないです。

せっかくの減衰力調整の車高調なので
減衰ケーブルくらい取り付けしても
いいのかもです。

ちょいといろいろ手直しした方がいい部分も
見つかってきたので
そのあたりの事をやっていくようにします。