VOLVO XC40＜最新輸入プレミアム速攻試乗＞

VOLVOXC40[ニューモデル]
●発売日:’18年3月28日
●価格：389万~559万円
●輸入元：ボルボ・カー・ジャパン
●問い合わせ先：0120-922-662

主要諸元（試乗車:T4AWDモメンタム）
●全長×全幅×全高（mm）:4425×1875×1660●ホイールベース（mm）：2700●車両重量（kg）：1670●駆動方式：4WD●パワートレーン：1968cc直4DOHCターボ（190PS/30.6kg・m）●トランスミッション：8AT●JC08モード燃費（km/L）:13.2●燃料タンク容量（L）：53［プレミアム］●最小回転半径（m）:5.7●タイヤサイズ:235／55R18●価格：459万円 　※オプションを含まず

　ＸＣ40の導入皮切りとなったファーストエディションは、Ｔ５Ｒデザインをベースとした性能面の付加価値を求めたモデル。同等の装備設定や性能の輸入車では値頃感があるが、ＸＣ40ラインナップでは最高価格モデルだ。今回試乗したＴ４系は同車の標準設定仕様とも言えるモデルで、ベーシック仕様は充実した先進安全＆運転支援装備を備えて、約３９０万円からの設定。Ｔ５系とは同グレードで約50万円の価格差。車両価格の１割相当である。
　もちろん、性能に大きな隔たりがあれば話は別だが、走らせてみてもＴ４系がＸＣ40の標準という印象。高回転域の加速のキレはＴ５系に及ばないが、高速や登坂も含めた一般走行における余力感は遜色がない。むしろ適度な穏やかさが力感を高める傾向にあり、日常用途やツーリング＆レジャーと馴染みのいい高性能という印象。
　また、グレードはベーシックとモメンタムに限定されるが、ＦＦ（２ＷＤ）が選択できるのもＴ４系の特徴である。ＦＦと４ＷＤで性能の隔たりはそう大きくはないが、コーナリング時の安定感や一般走行時の乗り心地の据わり、あるいは加減速時のトルク変動など全体的に４ＷＤ車のほうが落ち着いている。走りの質感が向上すると言い換えてもいい。モメンタムにおける価格差は20万円。十二分な投資価値がある。
　ボルボはコスパの高さにも定評があるが、ＸＣ40はその筆頭。特に買い得感が高いのがＴ４系であり、カジュアル志向のＳＵＶ派は見逃してはならないモデルだ。

XC90、XC60に続くボルボのSUVとして開発。小型車向けプラットフォーム「CMA（コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ）」を採用したコンパクトモデルで、スポーティでカジュアルなデザインが印象的。今回試乗した、T4エンジン搭載車は、AWD（写真）とFFをラインナップする。

機能性とデザイン性の両立させたインパネ。メーターパネルは12.3インチの液晶ディスプレイで、テーマやカラーを選択可能。中央には、９インチのタッチスクリーン式センサーディスプレイを配置。

T4シリーズは2L直４ターボエンジン（190PS／30.6kg・m）を搭載。ミッションは８速AT。

ワイヤレス・スマートフォン・チャージ装着車なら、対応機種のスマートフォンを置いておくだけで充電が可能。

車内収納性の高さも秀逸。フロントアームレストの下には、ティッシュボックスも収容できるスペースを確保。

大容量のラゲッジスペースには、折りたたみ可能なラゲッジフロアを備え、多様な使い方に対応できる。

提供元：月刊自家用車