新車試乗レポート
更新日:2018.03.01 / 掲載日:2018.03.01
RENAULT Twingo GT 試乗インプレッション

走りをひと言でまとめれば「ゴキゲン!」。「ルノースポールの手による」と記せばマニアックな手強さを想像するかもしれないが、身構える必要はない。最高出力は109PSでしかなく、ターボのトルクを利しても加速性能は手の内の範囲。ちなみにタコメーターはスマホアプリでの提供で、ナビを付けると装着できない。ただ、MT車でも慣れてしまえばエンジン音と速度計で事足りるし、EDC(DCT)車ならミッション制御任せで問題ない。なお、EDC車は手動変速モードでも約6000回転で自動的にアップシフト。パワーバンドをきっちりと使い切る走りも簡単だ。
乗り心地はいわゆるカート感覚だが、身体の芯に響くような硬さはない。中立付近に適度な緩さのあるハンドリングは、低中速では軽量小型の“意のまま”感を、高速では不安感ない落ち着きをみせ、同クラスでは文字通りに高速長距離適性が高い。内外装も走りもスポーツ&カジュアル仕立てのモデルである。
RENAULT トゥインゴGT【グレード追加】
●発売日:’18年2月22日
●価格:229万~239万円
●輸入元:ルノー・ジャポン
●問い合わせ先:0120-676-365
主要諸元(MT)※オプションを含まず
●全長×全幅×全高(mm):3630×1660×1545●車両重量(kg):1010●駆動方式:RR●パワートレーン:897cc直3 DOHCターボ(109PS/17.3kg・m)●トランスミッション:5速MT●価格:229万円

サイドエアインテークやデュアルエキゾーストパイプ&ディフューザー等がスポーティだ。

オレンジの差し色やアルミペダルがGTの特徴。5速MTのシフトノブは亜鉛合金製だ。

2+2の4人乗り。シートはレザー調×ファブリックで、オレンジステッチを施す。

サイドエアインテークや燃料供給、冷却、排気システムの改良によりベース比38PSアップ。

特徴的なデザインの17インチアルミを履く。足回りも専用チューンだ。