新車試乗レポート
更新日:2018.11.11 / 掲載日:2017.12.26

VOLVO XC40 海外試乗インプレッション

 XC90に始まった新世代ボルボ車の展開プログラムが、いよいよ佳境へと突入! 90/60シリーズ用の“SPA”に続き、やはり社運を掛けて開発した小型モデル用の新プラットフォーム、“CMA”を初採用するXC40の生産がスタートを切ったのだ。
 国際試乗会が開催されたのはバルセロナ。快晴の空の下で目にするXC40のルックスは、魅力的ながらXC90/60という兄貴分とは異質な印象。「XC90/60とは兄弟ではなく、“いとこ”の関係を狙った」と、デザイナー氏も実はそう表現するのだ。
 主に試乗したのは2Lガソリンターボを8速ATと組み合わせて搭載するT5AWD。独自にドレスアップされた内外装に加え、20インチのシューズやスポーツサスペンションを採用する「Rデザイン」のグレードだ。
 動力性能は十分スポーティで、静粛性も高い。前述のようにより“走り”に振られたグレードながら、ストローク感に富んでしなやかな乗り味も「予想と期待以上」だった。ハンドリングの自在度が高いのは、軽量4気筒エンジンを搭載する効果も表れていそう。「日本でも持て余さないサイズ」も大きな売り物だ。

icon VOLVO XC40 【ニューモデル】

主要諸元(試乗車:T5 AWD Rデザイン)※海外仕様車●全長×全幅×全高(mm):4425×1863×1652 ●ホイールベース(mm):2702 ●車両重量(kg):1684~1733 ●駆動方式:4WD ●パワートレーン:1969cc直4DOHC直噴ターボ(247PS/35.7kg・m) ●トランスミッション:8速AT ●JC08モード燃費(km/L):N.A. ●燃料タンク(L):54(プレミアム) ●最小回転半径(m):5.7 ●タイヤサイズ:245/45R20

XCシリーズは単なる排気量違いではなく、それぞれ固有のキャラクターを与えられる。スニーカーにたとえられるXC40は、エッジの立ったキャラクターラインを採用するなど、若々しさを強調しているのが特徴だ。

縦型の大型液晶を中央に置く。対応スマホであれば非接触充電も可能だ。写真のRデザインは、三次元的で印影の濃い、刻みを入れた金属調の加飾を施している。

ヌバック(起毛)加工されたナッパレザーシートの濃いグレーと、Rデザイン専用OPのLava(溶岩)カーペットの赤が、鮮やかなコントラストを成す。

  • T5/デビュー時から用意されるT5エンジン。2L直噴ターボ+8速ATで最高出力247PS。

  • D4/2L直噴ディーゼルターボは190PS。トルクはT5の350Nmに対し、400Nmをマーク。

  • XC40は新世代プラットフォーム・CMA(Compact Modular Architecture)第一弾。スチールをメインに強固な骨格を形成する。

  • 荷室容量は460~1336L(床下収納を含む)を確保。荷室長は887~1670mm。

エントリークラスでも装備は万全

作動域の広い衝突回避技術をはじめ、操舵支援や追従クルコン、視界補助など、運転支援と安全装備は上位クラスに遜色なしだ。

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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