新車試乗レポート
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2017.06.19
レクサス LC 試乗レポート
レクサス LC 試乗レポート
試乗
[ニューモデル]
発表:2017年3月16日
レクサスインフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577
文●九島辰也 写真●澤田和久
鮮烈なデザインと走りが自慢のプレミアムクーペ「LC」見参!
REPORT 九島辰也
この春登場したのがレクサス初のビッグクーペとなる「LC」。もうひとつ下のサイズに「RC」もあるが、やはりこのカテゴリーは別モノ。ヨーロッパでは、プレミアムブランドすべての必須アイテムとなる。つまり、これでレクサスは正真正銘のプレミアムブランドの仲間入りとなった、と言えるわけだ。
ということで、プラットフォームを一新した本格的なものがつくられた。GA-L(グローバルアーキテクチャーラグジュアリー)というのがそれだ。高剛性&軽量化はもちろん、FRをかなり強調したスポーティなプロポーションを誇る。
パワーソースは、LC500は5L V8、LC500hは3.5L V6+モーター(マルチステージハイブリッド)となる。ユニークなのはV8が自然吸気だということ。ダウンサイジングターボが隆盛を極めるなかで個性が光る。チューニングされたエキゾーストノートを含め、自然吸気の大排気量エンジンのフィーリングはやはり格別だ。
ただ、侮れないのはハイブリッドで、ワインディングから街なかまで軽快なハンドリングをみせた。鼻先が軽くススッと向きを変えるところは秀逸。小型化されたリチウムイオン電池も好影響を及ぼしているのだろう。重量バランスがいいのか、とにかくステアリングを切るのが楽しい。なんて仕上がりなので値段もプレミアム。スタートは1300万円。でも販売は好調というのは頼もしい。
■インテリア/エクステリア写真[1]
奇をてらわないオーセンティックなデザインのインテリア。特徴はセンターコンソールの太さでスポーティさを強調。細部の質感も高い。
V8もV6もエンジン搭載位置をかなり工夫している。いわゆるフロントミッドシップでオーバーハングの重量を軽くする意図を感じる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
トランクは正直広くない。深さはあるが使い勝手がいいとはいえないだろう。そんな割り切りがスポーティな走りを生んだと言えそうだ。
はじめから21インチ装着をもくろんでプラットフォームを設計したというくらいバランスのいいサイズ。デザインも凝っている。
個性的なテールライトだが、目につくのはリヤフェンダーの膨らみ。リヤタイヤのスタビリティを考えたものだが、見た目の迫力も満点。
レクサス LC500h Lパッケージ(電気式無段変速)
全長×全幅×全高 | 4770×1920×1345mm |
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ホイールベース | 2870mm |
トレッド前/後 | 1630/1635mm |
車両重量 | 2020kg |
エンジン | V6DOHC+モーター |
総排気量 | 3456cc |
エンジン最高出力 | 299ps/6600rpm |
エンジン最大トルク | 36.3kg m/5100rpm |
モーター最高出力 | 180ps |
モーター最大トルク | 30.6kg m |
JC08モード燃費 | 15.8km/L |
サスペンション前後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前 | 245/45RF20 |
タイヤ後 | 275/40RF20 |