新車試乗レポート
更新日:2017.04.17 / 掲載日:2017.04.17
レクサス IS 試乗レポート
レクサス IS 試乗レポート
試乗
[マイナーチェンジ]
発表:2016年10月20日
レクサスインフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577
文●編集部 写真●澤田和久
走りの愉しさを磨き上げたマイナーチェンジ 乗るほどに体感できる進化の大きさ
国内随一のプレミアムブランドとして、長い歴史を持つライバルのドイツ勢に対して競争力を高めるべく、その存在に磨きをかけているレクサス。スピンドルグリルというルックス上のアイコンを手に入れた次に目指すのは、レクサスならではの走りの世界観。スペックには現れない走りの味わいを作り込むことで、プレミアムセグメントのユーザーを引き込みたいという考え方だ。
この度マイナーチェンジを受けたISも、サーキットを含めた世界中の道路を実際に走り込むことで、「走る愉しさ」、「すっきりと奥深い乗り味」を磨き込んだという。具体的には、改良型ショックアブソーバー、アルミ製ロアアーム(フロント)を採用し、それに合わせてスプリングやブッシュ、電子制御のセッティングをやり直している。
今回試乗したIS300hは、リダクション機能付きのTHS IIを搭載するハイブリッドモデルで、エンジンは2.5L直列4気筒。EVモードを備え、走り出しからスムーズな加速を披露するキャラクターは改良前から同様だが、違いを感じたのはステアリング操作に対するリアクションの素直さと、足さばきのスムーズさ。単にソフトなのではなく、路面状態の変化をドライバーに正確にインフォメーションしながら、雑味成分をしっかりと遮断している印象で、まさしく、すっきりという表現がふさわしい。また、奥深さについては、サーキット試乗でその一端を味わうことができた。ひとことで言えば、速く、気持ちよく、安全。進化の幅は想像以上に大きい。
■インテリア/エクステリア写真[1]

インテリアの大きな変更点は、10.3インチへと拡大されたナビディスプレイ。質感を向上させるべく、パームレストなど細かな部分にも手が入れられた。
■インテリア/エクステリア写真[2]
パワートレーンについては大きな変更はなく、予防安全パッケージである「レクサスセーフティ システム+」の採用がトピック。
可倒式リヤシートを含めたラゲッジ全体の使い勝手も変更はなし。トランク容量はハイブリッドモデルで450L、ガソリンモデルで480L。
リヤコンビネーションランプがフルLEDに。ボディカラーは新色「グラファイトブラックガラスフレーク」、「ディープブルーマイカ」を追加した全11色。
レクサス IS300h(CVT)
全長×全幅×全高 | 4680×1810×1430mm |
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ホイールベース | 2800mm |
トレッド前/後 | 1535/1550mm |
車両重量 | 1680kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 2493cc |
エンジン最高出力 | 178ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 22.5kg m/4200-4800rpm |
モーター最高出力 | 143ps |
モーター最大トルク | 30.6kg m |
JC08モード燃費 | 23.2km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/40R18 |
価格
IS | 470万円~638万5000円(全グレード) |
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