新車試乗レポート
更新日:2016.01.15 / 掲載日:2016.01.15
レクサス RX 試乗レポート
レクサス RX 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジル】
発表/2015年10月22日
レクサスインフォメーションデスク
0800-500-5577
文●九島辰也 写真●編集部
■先進技術が詰め込まれたスタイリッシュなSUV
RXはレクサスファミリーのなかのドル箱モデル。全体の約3割を稼ぐというから驚かされる。そのためフルモデルチェンジも大々的に行われた。発表の場は4月のNYモーターショー。地元メディアがかなり集まっていた。
そして今回の日本での発売開始。特徴はレクサスファミリーっぽくなった顔立ちとサイズアップしたボディ。NXという弟が出来たことで、兄らしく成長したともいえそうだ。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
エンジンは2L直4ターボと3.5L V6をベースにしたハイブリッドの2種類。NXからスタートした2Lエンジンはスポーティな味付けだが、RXにもしっかりマッチングされていた。とくにFスポーツと組み合わせるとその味は濃くなり、レスポンスのよさと気持ちのいい加速を見せた。それにハンドリングもよく、コーナーをヒラリヒラリと駆け抜ける。背が高くてもふらつくことはない。
個人的にすごいと思ったのは「AI-AVS」。これはダンパーの減衰圧を30段階で自動調整するシステムで、路面状況や運転パターンで決まる。走行性能を上げ安定した走りをするのに効果を発揮する。ベースモデル以外に標準装備されるようだ。
そのほかには、単眼カメラとミリ波レーダーがモニタリングすることで衝突を軽減または回避する安全装備や、流れるように点灯するターンシグナルが採用されたりと最新機能満載となる。
といった内容の新型だが、サイズの拡大が日本での販売にどう影響するかは気になるところ。ただ、それによって生まれた伸びやかなデザインがエレガントさを醸し出しているのも否定できない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ドライバーオリエンテッドなダッシュパネル。センターコンソールの太さが質の高い走りを予感させる。インターフェイスは最新で、モニターが大きい。アナログ時計がオシャレだ。
シートやステッチのカラーリング、オーナメントパネルなどに選択肢があるのがうれしい。グレードによって設定が異なるがかなり大胆な色使いができるので要チェック。
■インテリア/エクステリア写真[2]
V6の自然吸気エンジンの代わりとなるのが2Lターボ。パワーはもはや十分。ハイブリッドも健在だ。
リヤシートは分割で倒せるばかりかスライド、リクライニングもする。シートヒーターもあり。カーゴの広さも申し分ない。
この角度からだとわかるが、リヤピラーが特徴的なデザインをしている。一部ブラックアウトしルーフを浮かせるようなイメージを持たせる。これはボディのハイトを低く見せる効果がある。
レクサス RX450h バージョン L(CVT)
全長×全幅×全高 | 4890×1895×1710mm |
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ホイールベース | 2790mm |
トレッド前/後 | 1640/1630mm |
車両重量 | 2140kg |
エンジン | V6DOHC |
総排気量 | 3456cc |
エンジン最高出力 | 262ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 34.2kg m/4600rpm |
モーター最高出力 | 167ps |
モーター最大トルク | 34.2kg m |
JC08モード燃費 | 18.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 235/55R20 |
価格
レクサス RX | 495万~742万5000円(全グレード) |
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