新車試乗レポート
更新日:2018.11.14 / 掲載日:2015.10.09
ジャガー XE 試乗レポート(2015.10.15)
ジャガー XE 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2015年6月2日
ジャガーコール
0120-050-689
文●九島辰也 写真●編集部
■ジャガー久々となるセグメントにアクティブなスポーツサルーン登場
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島 辰也
特徴的なのはアルミニウムフレーム構造で仕上がっている点。ジャガー得意のアルミ加工技術が投入された。フレームからボディまで合わせればその75%がアルミというから驚かされる。ひとつ上のクラス並みにお金がかかっている。
なので、実際に走らせるとわかるが、クルマが軽く感じる。スタートはもちろん、車線変更やコーナリングで軽やかさが前面に出てくるのだ。とくに連続するコーナーではヒラリヒラリと向きを変えるから楽しい。リヤサスの粘りを含め、“ネコ脚”健在といったところだろう。高いボディ剛性を含めアルミのメリットを最大限に利用したといえそうだ。
さらに言うと、そのときのステアリングフィールがまたいい。切りはじめが軽くその後でだんだんと重くなっていくのだが、そのセッティングが絶妙。リニアなフィールの変化はまさにこだわりの賜物といえるだろう。そして、この軽量ボディとパワステの絶妙なセッティングがXEのチャームポイントとも言えそうだ。でもって、それだけのスタビリティを持ちながら乗り心地がいい。サイズは小さくなっても高級車の美点はしっかり生きているのは嬉しいかぎりである。
■インテリア/エクステリア写真[1]
サルーンながらFRスポーツのような太いセンターコンソールを持つのが特徴。単なる4ドアセダンではないことを意味する。そしてそこにお馴染みのドライブセレクターが備わる。
グレードによってシート素材は異なるが、どれもサポート性の高いスポーティな形状が用意される。リヤは3名掛けでここは分割して倒すことができる。よって実用性は高い。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ジャガーXJにも積まれる2L直4ユニットが搭載される。同じ240馬力とデチューンした200馬力というパワー違いを有する。
トランクは奥行きが深いのが特徴。トランクスルー機構も備えているのでゴルフバッグも楽々入る。
XF同様4ドアクーペ的なフォルムを継承するエクステリア。前後のフェンダーの張り出しが力強さを感じさせる。リヤコンビネーションは特徴的でLEDが光るとジャガーらしさも表現する。
ジャガー XE プレステージ(8速AT)
全長×全幅×全高 | 4680×1850×1415mm |
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ホイールベース | 2835mm |
トレッド前/後 | 1595/1600mm |
車両重量 | 1640kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1998cc |
最高出力 | 200ps/5500rpm |
最大トルク | 32.6kg m/1750-4000rpm |
JC08モード燃費 | 11.8km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | インテグラルリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 205/55ZR17 |