新車試乗レポート
更新日:2018.11.02 / 掲載日:2015.09.18
MINI ジョン・クーパー・ワークス 試乗レポート(2015.09.18)
MINI ジョン・クーパー・ワークス 試乗レポート
試乗
【追加モデル】
発表/2015年3月16日
MINIカスタマー・インタラクション・センター
0120-3298-14
文●九島辰也 写真●編集部
■小さいボディに強心臓が生む痛快さがさらにパワーアップ!
3世代目に進化したMINI。その派生モデルが次々登場しているのはご存知のとおり。5ドアが市販され、クラブマンが発表された(発売は秋以降)。そのなかのJCWである。このモデルはメルセデスでいうところのAMG、BMW版のMにあたる。つまり、ハイパフォーマンスバージョン。チューニングされた2L直4直噴式ターボエンジンはなんと231馬力。最大トルク32.6kg mで、0-100km/h加速は6.1秒で到達する。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島 辰也
これだけ小さなカラダに大パワーエンジンを積むのだから、このクルマはとにかく速い。とくにドライブモードを「スポーツ」にすると、アクセルの踏み込みに対し瞬時にトルクが発生し、ドーンと加速する。ギヤも上まで引っ張るので、どこまでも加速し続けるといった印象だ。もちろん、JCWにはMT車もある。ほかのモデル同様トランスミッションを選べるのがMINIの醍醐味となる。
それでも彼らの主張するゴーカートフィールは健在で、ハンドリングは楽しい。ロールを抑えながらそのまま向きを変えるところがまさにゴーカート的。これが真骨頂といえばその通りだ。驚いたのは、それだけの走りをしながら乗り心地がいい点。しかも標準タイヤは17インチなのに対し、試乗車はオプションの18インチを履いていた。それでもゴツゴツしたところはなく、快適に街中からワインディングまで走れるのだから頭が下がる。
このほかではエアロダイナミクスを取り入れたエアロパーツが目立つ。バンパー、リヤスポイラーに特徴が見られる。実際の効果もそうだが、かなりグッドルッキングだ。個人的にはセンター2本だしのマフラーを含むリヤビューが好みである。といった装いのJCW。コックピットに収まるだけでアドレナリンが吹き出しそうだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
黒を基調に赤いアクセントを施したインテリア。ステアリング、シートにそれが用いられる。ドアトリムにはJCWのロゴが装着されるほか、ペダルにはステンレスが用いられる。
シートはご覧のようにホールド性が高い。左右に飛び出したサポート部が、高速域で左右にカラダがブレるのを強制的に抑える。リヤはプラス2。だがここも居住性は悪くない。
■インテリア/エクステリア写真[2]
こちらがJCW用に専用チューンされた4気筒エンジン。今回は燃費性能も上げているのでロングドライブでは高い効果を生みそうだ。
ホイールは標準で17インチ、オプションで18インチとなる。従来のデザインをさらにブラッシュアップ!
ダークなグリーンに赤いルーフを組み合わせたボディカラー。このほかに赤に黒いルーフなどもある。ロゴの入った赤いブレーキキャリパーを含め、JCWは赤がキーカラーになっているようだ。
MINI ジョン・クーパー・ワークス(6速AT)
全長×全幅×全高 | 3875×1725×1430mm |
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ホイールベース | 2495mm |
車両重量 | 1280kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1998cc |
最高出力 | 231ps/5200rpm |
最大トルク | 32.6kg m/1250-4800rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/45R17 |