新車試乗レポート
更新日:2025.06.17 / 掲載日:2025.06.17

新型フォレスター、ターボ仕様の走り味に大満足!【九島辰也】

文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス

 スバルフォレスターが6世代目に進化した。初代は1997年デビューだから息の長いモデルである。というか、すっかり定着した一台と言えるだろう。

先行予約で1万台超え! 大ヒットモデルの仲間入りへ

スバル フォレスター X-BREAK S: HEV EX オプション装着車

 そんなモデルだけに注目は高く受注は順調に伸びている。4月30日までの先行予約販売は1万台超えの1万1466台。歴代フォレスターでは過去最高台数となった。これには事前に行ったプロトタイプ試乗会が役に立っていると思う。各メディアでたくさん露出があったからだ。今回はスタイリングがいいので、それが多くの人の目に止まったのであろう。それとSHEV(ストロングハイブリッド)の登場で力強い走りと燃費性能に期待ができる。

 ちなみに、これからオーダーをしようか迷っている方に受注状況を知らせておくと、先行予約の4月はSHEVが85%でガソリン車は15%という比率だった。が、5月はSHEV60%でガソリン車が40%。後者の増加傾向が目立つ。人気のボディカラーはクリスタルホワイトパール、リバーロックパール、マグネタイトグレー、クリスタルブラックシリカの順番。納期はSHEVが1年越えを増産体制で短縮させようとしている。ガソリン車は3~4ヶ月待ち。生産は群馬県太田市の矢島工場が担当する。

タフさを強調したスタイル、ストロングハイブリッドも採用

スバル フォレスター SPORT EX

 ではクルマの詳細だが、スタイリングはプロダクトゼネラルマネージャーの意向でスバルデザイン部のアイデア優先となる。トレンドを踏まえながらスバルらしさを表現しているのが特徴だ。高い位置のボンネットや角度のついたリアピラーが四駆らしい力強さを醸し出す。四駆雑誌出身の立場からも合格点を出したい仕上がりだ。

 パワーソースは2種類で、2.5L水平対向4気筒DOHCエンジン+2モーター&リチウムイオン電池を組み合わせたSHEVと1. 8L水平対向4気筒ターボエンジンとなる。前者は2リッターエンジンベースのマイルドハイブリッドの後継で、後者はレヴォーグにも積まれるCB18型直噴式リーンバーンユニットの改良版となる。燃焼効率を上げ、新しい排ガス(PN)規制に対応させている。

 どちらも駆動方式は4WDで、お馴染みのXモードが搭載される。“ノーマル”、“スノー/ダート”、“ディープスノー/マッド”というセレクトだ。今回の試乗会ではダートのアップダウンある道を試すことができたので、この効果の一部を試すことができた。ダートの表面に砂が溜まった滑りやすい路面を力強くトラクションをかけて前へ進む様は頼もしい。アクセル開度から制御が入るので、ドライバーはそれほど考えずに走らせられる。ヒルディセントコントロールもそうで、スイッチが入っていれば時速20キロで自動制御がかかる。アクセルのオンオフで速度を決められるのが便利だ。

力強い加速のハイブリッド、ターボの走りはスポーティ!

スバル フォレスター X-BREAK S: HEV EX

 オフロードついでにオンロードでの感想を続けると、SHEVは力強さが目立った。高速道路での加速や追い越し時の体感は2.5Lという排気量以上。もちろんモーターがアシストすることで、リアルにパワーは追加されるが、それにしても力強い。ひとつ上のクラスを走らせているフィーリングだ。それに乗り心地も悪くない。サスペンションストロークが長く、路面からの入力をバネ下で処理してくれる感覚。オフロードコースでもそれは同じで、同時に乗った旧型はボディごとシェイクされたが、新型は違った。キャビンはフラットにキープされる。

 とはいえ、ワインディングが続き右へ左へステアリング操作していると、SHEVは若干重さを感じる。床下にはそれなりの量のバッテリーを搭載しているのであろう。軽快さは物足りない。

スバル フォレスター SPORT EX

 が、それを払拭してくれるのがガソリン車(1.8Lターボ)の走り。こちらのハンドリングは気持ちよく、追従するボディの動きは軽快そのもの。ヨーロッパのスポーティなSUVのような身のこなしをする。具体的にはフロントのダンパーの減衰圧が高く、外側の足が踏ん張る感じ。といっても不自然に突っ張るのではなく、若干のロールを許容しながらキャビンを限りなくフラットに近づける仕上がりだ。なので、身体は大きく揺さぶられることなく、ステアリングに集中しながらそれなりの速度でコーナーを走れる。この味付けは久しぶりのヒットだ。

 もちろんガソリンエンジンはパワーも問題なし。ターボが効いてからの加速は速いし、リニアな加速感が嬉しい。燃費は試乗会ではわからないが、リーンバーンであることを鑑みれば期待していいのかもしれない。

 というのが新型フォレスターのロードインプレッション。プロトタイプよりも印象はさらに良くなった。サーキットよりもワインディングや市街地での走りが、乗り心地の良さを強く感じた。おすすめはガソリン車かな。この味付けは、ヨーロッパ車に乗っていた人に強くササる気がする。

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九島辰也(くしま たつや)

ライタープロフィール

九島辰也(くしま たつや)

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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