新車試乗レポート
更新日:2018.11.21 / 掲載日:2015.03.13
レクサス RC 試乗レポート
レクサス RC 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2014年10月23日
レクサスインフォメーションデスク
0800-500-5577
文●九島辰也 写真●編集部
■高回転型のNAと爽快なハイブリッド 異なる魅力を持つ美しきクーペ
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
特徴はクーペとしての美しいボディライン。ひさびさの2ドアということもあり、かなり入念につくられた。そのためフェンダーの張り出しは力強く、かつ流れるようなルーフラインを描く。そしてマスクはおなじみのスピンドルグリル。遠くからもレクサスであることを主張する。
ドライバーズシートに座って思ったのは絶妙なサイズであること。全長は4700mmを切りワイドも1840mmに抑え、デイリーユースでも十分使えそうだ。そして走り出せば想像どおりのスポーティな動きをみせる。ニュートラルなステアリングフィールは操舵感がしっかりしていて、クルマの向きを容易に変えられる。2ドアならではの堅牢なボディが追従する様はじつにいい。とくにV6ユニットを搭載したRC350はそのままサーキットに持ち込みたくなるほど。いまどき珍しい高回転型で各ギヤを上まで回すのが楽しい。
それじゃこいつで決まりかといえばそうではない。好燃費にばかり話のいくハイブリッドだが、こちらの走りもレベルは高い。とくにスタートなどモーター領域のトルクには驚きを隠せない。この辺は好みだが、個人的にはRC300hのFスポあたりがねらい目だと思う。ずっと走っていたくなる2ドアクーペだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ちょっぴりLFAにも似ているダッシュパネル。丸型のアナログ時計がアクセントだ。センターコンソールが太く助手席と分けられるのが特徴。パドルシフトは標準装備となる。
シートはサイドにホールド性を効かせたスポーツシートを装備。フロントコンソールにはニーパッドも付く。アンビエントイルミネーションは上質な空間をつくる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
V6と直4+モーターのハイブリッドからなるエンジン構成。2.5L直4はレギュラーガソリン対応だ。
グレードはスタンダード/バージョンL/Fスポーツの3つ。ホイールはそれぞれ17インチ/18インチ/19インチを標準装備となる。
専用のプラットフォームを採用し、従来より細かいピッチで溶接するなど高い剛性を確保する。ボディにはアルミ、高張力鋼板を多用し、軽量化を実現している。写真はRC350 Fスポーツ。
レクサス RC300h Fスポーツ(CVT)
全長×全幅×全高 | 4695×1840×1395mm |
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ホイールベース | 2730mm |
トレッド前/後 | 1580/1570mm |
車両重量 | 1740kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 2493cc |
エンジン最高出力 | 178ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 22.5kg m/4200-4800rpm |
モーター最高出力 | 143ps |
モーター最大トルク | 30.6kg m |
JC08モード燃費 | 23.2km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前・後 | 235/40R19・265/35R19 |