新車試乗レポート
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2009.03.18
日産 キューブ&キューブキュービック 試乗レポート
日産 キューブ&キューブキュービック 試乗レポート
試乗
発表/2005年5月24日
文●竹岡圭 写真●犬塚直樹
■扱いやすさと快適性を備えた1.5Lエンジンを新たに搭載
■ドライビング/ユーティリティ
外観的には、もともと個性的だったキューブ&キューブキュービックのエクステリアのイメージを損なわないよう、よりポップな雰囲気を前面に押し出したといった感じにまとまっている。とくに目を惹くホイールのデザインなど、遊び心をここまで盛り込める潔さからは、日産というメーカーの元気のよさまで伝わってくる。
パワートレイン系では、ティーダ&ノートに搭載されている1.5L&エクストロニックCVTが起用されたのが特筆ニュース。また、キューブキュービックにe-4WDがラインアップされたのも、ユーザーの幅を広げそうだ。
さて、この新エンジン、低速からトルクがフラットに出力されるタイプなので、街なかをチョコマカと走り回るコンパクトカー的用途を考えても非常に扱いやすい。また、パワーも申し分ないので、ロングドライブを想定しても、今まで以上に快適なクルージングが楽しめる。発進時などでは、CVTのストレスもほとんどなく、ピッタリマッチと言っていいだろう。
ただひとつ残念なのは、パワーステアリングのフィーリングがあまり改善されていないこと。切り始めの引っ掛かり感や、戻すときのゴロゴロ感がもう少しスムーズだとウレシイところだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
センタークラスターの形状が変更され、より使いやすさが向上。メーターも新デザインのホワイトメーターとなり、視認性とともに、オシャレ感もアップ。シルバー加飾も増えて、質感も上がった。
レイアウトは変わってないので、お世辞にも広いといえないキュービックの3列目。が、エマージェンシーシートとしてはウレシイ装備。
はっ水加工を施した、シルキースエードシートの採用や、ドアトリムのクロス張り化などで、使い勝手とともに質感が向上したキューブ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
キューブキュービックの2列目シートは、ダブルフォールディング式。3列目と併せて、フラットで広いラゲッジスペースを作り出せる。
ランプ類やバンパーなど、目に付くところが変更されているが、「キューブだ!」とひと目でわかる個性はそのまま生かされている。
従来からの1.4Lでも街なかは十二分だが、さすがに1.5Lともなると、走りに余裕が生まれる。マッチングもいいので、ロングドライブにはこちらがオススメ。
キューブ 15M(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3730×1670×1640mm |
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ホイールベース | 2430mm |
トレッド前/後 | 1470/1465mm |
車両重量 | 1100kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1498cc |
最高出力 | 109ps/6000rpm |
最大トルク | 15.1kgm/4400rpm |
10・15モード燃費 | 18.0km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ前/後 | ディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 175/65R14 |
全国メーカー希望小売価格
キューブ | 134万1900~163万5900円 |
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キューブキュービック | 149万9400~176万1900円 |