新車試乗レポート
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2014.10.31
ボルボ V60 ラグジュアリー・エディション 試乗レポート(2014年10月)
ボルボ V60 ラグジュアリー・エディション 試乗レポート
試乗
【特別仕様車】
発表/平成26年5月23日
ボルボ・フリーダイヤル 0120-55-8500
文●九島辰也 写真●編集部(2014年5月)
■人気モデルをリーズナブルに楽しめる魅力的なモデル
「ラグジュアリー・エディション」は、ボルボの人気モデルS60とV60にのみ用意された特別仕様車。なんとヒューマンセーフティなど、10種類の先進安全装備を搭載する。ヒューマンセーフティとは、歩行者やサイクリストを検知し、追突しそうであれば回避や衝突被害を軽減するものだ。そもそもこれはおよそ90%の比率でボルボ購入者がオーダーする装備。だったらはじめから付けてしまおうというのが今回の主旨となる。この90%以上の装着率は、本国スウェーデン以上だ。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
といった安心安全のボルボだが、ラグジュアリー・エディションはそればかりではない。クルマに乗り込むと快適装備も充実していることがわかる。シートは本革となるばかりか、助手席に8方向のパワーシートまで付いていた。それにキーレスドライブも装備。なるほど、トータルおよそ50万円というオプション内容はかなり魅力的だ。
嬉しいのはそこで節約された分、ほかに使えること。たとえば写真のボディ色、クリスタルホワイトパールは約10万円のエキストラチャージが必要となる。これまでだと安全装備を優先してそこを諦めてしまいそうだが、この特別仕様車ではそれが可能。ボルボをよりオシャレに乗れるわけだ。
もちろん、走れば至って現代的なボルボ。言わずもがなスポーティで躍動的な走りができる。Rデザインの18インチアルミホイールがかっこいいことは認めるが、この17インチのアルミホイールも不服はない。いかにもではないクラシックなテイストが逆に嬉しい。それに乗り心地は明らかにこちらの方が上。後席に人を乗せることを鑑みるとこの選択は正解。まさに、かなり“通”なボルボユーザーといったところだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
フローティングセンタースタックを用いたボルボオリジナルの北欧デザイン的インテリア。スイッチ類もかなり凝っている。12セグ地上デジタルTVはリモートコントロール付き。
シートはすべて本革が装着された。写真のような明るいレザーは高級感がある。助手席の8方向自動調整機能も嬉しい装備。キーレスは持っていれば、ドアノブの操作で開閉可能。
■インテリア/エクステリア写真[2]
おなじみV60のカーゴ。リヤシートを畳めば広大なスペースが使えるのは言わずもがな。実用性は極めて高い。
ベースとなるT4は1.6L直4ターボ。最高出力は180馬力だが最大トルクを1600回転から出すのがキモ。
全速度域での追従型クルーズコントロールからパドルシフト、リヤのパークアシストまで付いた今度の特別仕様車。「あえて」のRデザインでないスタイリングもまた新鮮でいい。
ボルボ V60 ラグジュアリー・エディション(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4635×1865×1480mm |
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ホイールベース | 2775mm |
トレッド前/後 | 1590/1585mm |
車両重量 | 1560kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1595cc |
最高出力 | 180ps/5700rpm |
最大トルク | 24.5kg m/1600-5000rpm |
JC08モード燃費 | 13.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | ディスク |
タイヤ前後 | 215/50R17 |
価格
V60 ラグジュアリー・エディション | 419万円 |
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