スクープ
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.11
新型スバルXV本格ハイブリッドシステムをラインナップし2022年後半デビュー!!

プラットフォームやエクステリアデザインを共有するインプレッサのモデルチェンジが2022年後半に迫っているが、SUVモデルXVのモデルチェンジ情報が飛び込んできた。時期的にも新型インプレッサの導入時期と変わらず2022年後半デビューが濃厚だ。エクステリアデザインは新型インプレッサ同様に、現行モデルの正常進化ともいえるシルエットとで細部はレヴォーグやWRX S4のようなダイナミックな造形になる模様だ。

そして注目なのがパワートレーンだ。現行型は1.6Lガソリン水平対向エンジン/2Lガソリン水平対向エンジン+モーターを搭載したシリーズハイブリッドのe-BOXERの2つをラインナップしているがこれが新開発の1.5L水平対向ターボエンジンに置き換わる可能性が高い。このダウンサイジングターボエンジンは現行型レヴォーグから搭載され、日本市場向けとしてはフォレスターやレガシィアウトバックにも搭載されているCB18型と同じDIT直噴ターボエンジンだ。コンパクトクラス向けの基幹エンジンとして、今後2023年以降にデビューが予想されているXVよりもコンパクトなSUVへの搭載も予想されている。

さらに、シリーズハイブリッドのe-BOXER後継ユニットとして、業務提携しているトヨタ自動車のハイブリッドシステム「THS2」の技術を組み込んだシリーズ・パラレルハイブリッドシステム、いわゆるストロングハイブリッドシステムがラインナップされる。このシステムはすでに北米向けXVである「クロストレック」にラインナップされており、「SUBARU StarDrive Technology(スバル・スタードライブ・テクノロジー)」と呼ばれるハイブリッドシステムを搭載している。2Lの水平対向ガソリンエンジンにトヨタのTHSを組み込み、発電用と走行用の2つのモーターを組み込んだ電気式CVTを採用。これにスバル伝統の直結AWDを採用することで、スバルらしい走りを実現しているのだ。加えてクロストレック向けのハイブリッドシステムはバッテリーへの外部充電が可能なプラグイン式を採用しており、約27㎞のEV走行が可能になっている。
新型XV向けには、この「SUBARU StarDrive Technology(スバル・スタードライブ・テクノロジー)」の普及版として、組み合わさるエンジンをダウンサイジングターボの1.5L水平対向ターボエンジンに変更し、プラグイン機能を外すことで普及価格を実現してくる可能性が高い。
パワートレーン以外にも見所は多く、アイサイトやSUBARUスターリンクをはじめとするインフォテイメントシステムのさらなる進化も予想される。2022年中にデビューするスバル初のバッテリーEV(BEV)であるSUVの「SOLTERRA」の登場とともにスバル本格電動化への先陣を切る新型XVの登場に期待だ。