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更新日:2021.12.23 / 掲載日:2021.08.30

レクサスフラッグシップSUVのLXが間もなくフルモデルチェンジ。6LV8を搭載か!?

新型レクサスLX予想CG

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レクサスのフラッグシップSUVのLX。1996年にLX450を北米市場で発売。それ以降、1998年に2代目となるLX470が登場。このモデルは「ランドクルーザーシグナス」として日本市場でも販売されていた。現行型は2007年にLX570としてデビューし、2015年の8月に待望の日本市場導入となった。

どの歴代モデルもランドクルーザーをベースにしており、初代モデルはランドクルーザー80系、2代目モデルはランドクルーザー100系、現行型の3代目はランドクルーザー200系をベースとしている。モデルチェンジ毎にレクサスオリジナルの造形が進化し、オリジナリティーが高まっている。

現行型LX570

ランドクルーザーは300系となる新型が2021年6月にワールドプレミアされ、同年8月には日本でも正式発売された。その人気に加え、コロナウィルス感染症拡大による自動車向け半導体部品の入手困難により、すでに1年以上の納期となっている。この新型ランドクルーザーをベースとした新型レクサスLXの情報をキャッチしたのでお届けしよう。

新型ランドクルーザー

日本におけるデビュー時期は2021年10月頃。8月末の時点ですでにトヨタ車体 吉原工場において新型LXの生産は始まっているが、8月19日にトヨタ自動車が発表した工場の稼働状況によると新型LXとランドクルーザーの生産は9月いっぱい停止するようだ。これは前述の新型ランドクルーザーの納期遅れと同様で、主に東南アジアのコロナウィルス感染症拡大に起因した部品不足が原因だ。

これにより正式発表が9月から10月に行われたとしても納期は世界的に不安定になる可能性が近い。購入希望であれば今すぐレクサスディーラーへ出向いて購入意思を伝えるのが得策だ。

では、新型LXのエクステリアデザインについて独自情報を元に解説しよう。新型ランドクルーザーのタフかつ流麗なボディをベースに、最新バージョンのスピンドルグリルが与えられる。3代目LXは日本導入前のモデル途中である2012年のマイナーチェンジでスピンドルグリルに換装されているが、新型の4代目LXはランドクルーザーをベースにしながらも、最初からスピンドルグリルを与えられてデビューすることになる。

EVコンセプトカー「LF-Z Electrified」

  • EVコンセプトカー「LF-Z Electrified」

    このスピンドルグリルの意匠は先に発表されたミドルクラスSUVの新型NXにも採用されている2021年3月に公開された次世代LEXUSを象徴するEVコンセプトカー「LF-Z Electrified」のデザインの流れを汲むものだ。今回、リヤビューのCGはお届けしていないが、リヤまわりのデザインも「LF-Z Electrified」、そして新型NXと同じ横長のリヤコンビネーションランプを採用する可能性が高い。

    現行型LX570に搭載される5.7LV8ガソリンエンジン

  • レクサスLSに搭載の3.5LV6マルチステージハイブリッドシステム

    パワートレーンに関しては、歴代LXはその時代最高性能を持つ多気筒エンジンを搭載してきた。初代LXは4.5L直6ガソリンエンジン、2代目からは4.7LV8ガソリンエンジン、3代目は5.7LV8ガソリンエンジンを搭載した。3代目は販売地域ごとに4.5LV8ディーゼルエンジンや5.7LV8ガソリンエンジン+スーパーチャージャーを搭載したモデルも発売されていた。では、4代目LXはどうなるのか?

    ハイブリッドシステムの搭載なども噂されているが、まず初期モデルは現行型の5.7LV8ガソリンエンジンをベースに排気量アップした6LV8ガソリンエンジンがまずは投入される可能性が高い。すでにアメリカ合衆国特許商標庁や日本の経済産業省 特許庁に「LX600」という商標が登録されており、その車名から6Lの排気量を持つエンジンが搭載されることが想像できる。加えてこの車名にレクサスのハイブリッドシリーズ名を指す英小文字の「h」が付いておらず、エンジン専用車であることが予想できる。

    そもそもLXは米国や日本、中国以外に中近東やロシアでも販売されており、耐久性を求められる地域がまだまだ多く、複雑な電装部品で構成されるハイブリッドシステムを投入するのは時期尚早とみられる。もちろん電動化の波は確実に迫っており、今後モデル途中でレクサスLSに搭載されている3.5LV6マルチステージハイブリッドシステムをベースとしたパワートレーンをLX専用に開発し搭載する可能性は十分に高い。そして一部地域には4.5から5Lの排気量を持つディーゼルエンジン搭載車がラインナップされるはずだが、日本市場は当面の間ガソリンエンジン1本となるはずだ。

    グレード構成は、現行型が2列シート5人乗りか3列シート8人乗りのシート構成違いなのに対し、新型LXはシリーズ初の「F SPORT」がラインナップされる模様だ。新型NXから刷新されるマルチメディア&コネクティッドサービスも当然新型LXに搭載される。このサービスにはスマートフォンを使ったデジタルキーシステムも含まれ、新型ランドクルーザーから採用されたセキュリティシステムである指紋認証スタートシステムも新型LXに採用される可能性が高いので、強固な盗難防止システムとなるだろう。

    日本市場でも人気の高いLX。ランドクルーザー同様の改良されたラダーフレームを使用したGA-Fプラットフォームがレクサスの手によって、フラッグシップSUVとして、どのような走りが進化するのか楽しみな一台だ。

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    グーネットマガジン編集部

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    1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
    グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

    また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
    誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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