スクープ
更新日:2023.04.27 / 掲載日:2023.04.27
軽王者のホンダN-BOXがキープコンセプトで2023年秋にフルモデルチェンジ

累計販売台数が、2023年3月末時点で350万台を突破したホンダの軽自動車「Nシリーズ」。初代N-BOXが2011年12月に発売されたが、11年3ヵ月(135ヵ月)での記録達成となった。その立役者である「N-BOX」も2022年度(2022年4月~2023年3月)の販売台数が20万4734台となり登録車を含む新車販売台数において第1位となり、年度の新車販売台数では2年連続で軽四輪新車販売台数では8年連続の首位獲得となった。
その「N-BOX」が2023年秋にフルモデルチェンジを行う。現在キャッチしている情報では、エクステリアデザインはキープコンセプトで、細部の意匠をブラッシュアップ。そして3代目からは標準ボディとカスタムに加え、昨今人気のSUV風軽ハイトワゴンに対抗し、SUVグレードを追加する模様だ。
パワートレーンについても、コストアップに繋がる電動化などは行わず、660cc直列3気筒ガソリンエンジンと660cc直列3気筒ガソリンターボエンジンのラインナップも変わらない。
対してインテリアデザインは、大画面ディスプレイオーディオをビルトインすることを前提としたパーソナルなデザインに変更される可能性が高い。内装仕様も細部をバージョンアップしつつ、SUVグレードには撥水シートや撥水加工のラゲッジが用意されるはずだ。
パワートレーンなどの電動化はないが、軽ハイトワゴンの王者らしく確実なアップデートを行う新型3代目「N-BOX」。電動化については、「Nシリーズ」として2024年前半に「N-VAN」ベースの軽商用EVを発売し、さらには「N-ONE」ベースのEVを2025年に発売するとアナウンスされており、純エンジン車とバッテリーEVをバランス良く売っていく戦略をとるようだ。