新型「DS 4」フランスで発表　2021年末発売　2024年にはEVモデルも登場予定

　”DS 4 “は、SUVクーペと伝統的なコンパクトセダンという2つのタイプのシルエットを併せ持つデザイン。フロントエンドには、新しい「DS MATRIX LED VISION」システムを採用。LEDで構成されたデイタイムランニングライトを装備している（システム全体で150個、デイタイムランニングライトで98個のLEDを使用）。流麗さとシャープさを兼ね備えたサイドシルエットにはフラッシュドアハンドルを採用。リアウイングは曲線とシャープなエッジで構成され、たくましさを表現する。

　DS 4 CROSSではバンパー下部に特殊なプロテクションを施し、マットブラックカラーを採用することで、SUVとしての印象を強めた。グロスブラックのラジエターグリル、特徴的な19インチホイールなどがそれを完成させている。DS 4 CROSSには専用オプションとして、サンド、スノー、マッドの各モードでトラクションを強化するアドバンスド・トラクション・コントロールと、ヒル・アシスト・デスセント・コントロールを装着することが可能。

　よりダイナミックなDS 4 PERFORMANCE LINEでは、専用のインテリアに加え、ブラックパック（DS WINGS、リアランプ、グリル、サイドウィンドウフレーム間のバー）や特徴的なブラックホイールを装備したブラックのエクステリアを採用している。

　カラーバリエーションは、CRYSTAL PEARL、PLATINUM GREY、VELVET RED、NACREOUS WHITE、PERLA NERA BLACKの5色に加え、新色の「COPPER GOLD」と「LAQUERED GREY」を含む全7色となる。

　DS 4 E-TENSE 225はプラグインハイブリッドで、フォーミュラE選手権の経験が活かされている。効率的であると同時にパワフルなこのエンジンは、WLTP複合サイクルで最大55kmの走行が可能。360Nmのトルクにより、100km/hに7.7秒で到達し、燃料消費量はわずか1.3リットル/100km、CO2排出量は29g/kmとなっている。

　DS 4は3種類のガソリンエンジンと、ディーゼルエンジン1種がラインナップされ、ディーゼルは4.8リットル/100kmから、ガソリンは5.9リットル/100kmから（WLTP複合サイクル）という燃費性能をもつ。また、DSはエンジンとバッテリーの新技術を開発中で、2024年には100％電気自動車のDS 4を登場させると予告している。

　DS 4には、レベル2（現在道路で許可されている最高レベル）の半自律走行を可能にする「DS DRIVE ASSIST」が搭載される。DS 4では、2022年初頭にこのシステムを大幅にアップグレードし、「DS DRIVE ASSIST 2.0」として、半自動追い越し、カーブでの速度適応、速度標識の事前警告という3つの新機能が追加される。ステアリングホイールにはグリップセンサーが搭載され、常にドライバーがアクティブであるかどうかを判断するようになっている。

　クーペのような美しいボディラインとSUVのような高めのアイポイントを持ちながら、ダイナミックかつスポーティな走りを兼ね備えた「DS4」。
　ラインアップは、6速エレクトロニックギアボックスシステムに1.6Lツインスクロールターボ付きエンジン（165馬力）を搭載した「シック（Chic）」、「シック DS LEDビジョンパッケージ」、「クロスバック」、PSA最新のクリーンディーゼルエンジンBlueHDi 2L 直噴ディーゼル4気筒 DOHCを搭載した「シック ブルーHDi DS LEDビジョンパッケージ」、「クロスバック ブルーHDi」を設定。
　グランツーリスモとしてのスピリットとエレガンスを引き継ぎながら、効率の良いエンジンと扱い易いオートマチックトランスミッションをパッケージにした限定車「パフォーマンスライン ブルーHDi」を設定（20台限定）。最高出力180馬力と最大トルク400Nmを発生する2L BlueHDiクリーンターボディーゼルを搭載し、6速エフィシェント・オートマチックトランスミッションを組み合わせた。
　18インチの大径ブラック・アルミホイールを含めダーク系でまとめられた精悍なエクステリアには、ドアミラーやリアスポイラーに3色のラインがあしらわれている。インテリアでも赤いステッチが目を引くなど、エレガントかつスポーティなルックスが大きな特長となる。右ハンドルのみの設定。