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更新日:2021.06.24 / 掲載日:2021.06.24
インフィニティ 新型SUV「QX60」を発表 ケイト・ハドソン主演のショートフィルムも公開

新型「QX60」とショートフィルムに主演したケイト・ハドソン
日産の海外向けブランドであるインフィニティは24日、ファミリー向けSUVの新型「QX60」を発表。今秋、北米で販売を開始する予定だ。価格、パッケージ、販売状況など詳細については、各市場での販売開始に合わせて発表されるという。
日本的なラグジュアリーを表現した新型SUV

新型「QX60」
「QX60」は、累計販売台数が40万台を超えるインフィニティの中核モデル。新型「QX60」は、日産の事業構造改革「Nissan NEXT」の一環として販売されるインフィニティの最新モデルとなる。
インフィニティのチェアマンであるペイマン カーガーは「インフィニティにとって『QX60』は最重要モデルの一つ。新型『QX60』で、インフィニティは現代的でかつ、日本的なラグジュアリーを表現した。力強く、直感的な操作が可能な、乗る人に安らぎをもたらすこのプレミアム3列シートSUVでは、お客さまが求めているものをすべて実現した」と述べた。
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注目のオリジナルショートフィルム
今回、新型「QX60」のデビューに合わせて、オリジナルショートフィルム「インフィニティ Presents:新型『QX60』が制作され、その魅力を余すところなく紹介。ショートフィルムには、アカデミー賞にもノミネートされた実績を誇る俳優であり、プロデューサー、起業家、母親としても多方面で活躍するケイト・ハドソンさんを起用。
インフィニティグローバルブランド・マーケティング部長のフィル・ヨークは「ケイト・ハドソンさんは、『QX60』のターゲットとなるお客さまをまさに体現する存在。彼女は、ビジネスと家庭の両立で多忙を極めているにもかかわらず、すべてを優雅にこなしている。当社のお客さまも多忙で充実した生活を送っており、ケイト・ハドソンさんの起用により、お客さまに明確なメッセージを届けることができると思っている」と述べた。
新型「QX60」の室内空間は、広々としたくつろげる雰囲気を実現。インフィニティのデザインチームは、なめらかでソフトな素材をふんだんに使った室内空間に、優れた機能をシームレスに統合。高解像度タッチスクリーン、ワイヤレス充電、Wi-Fi接続、チャイルドシートを取り外さずワンタッチ操作で3列目にアクセスできる2列目シート*など、毎日をより快適に、よりスムーズに過ごすための充実した先進機能を採用している。(*子供が座った状態で、チャイルドシートの前方スライド機能を使用することはおやめください。)
また、パワフルなV型6気筒エンジン、新型の9速オートマチックトランスミッション、インテリジェント4WD(四輪駆動)、ナビリンク機能付きのプロパイロット・アシストなどを採用し、高い信頼性と快適性をもつ。
細部に日本のエッセンスが薫るエクステリア
ヘッドランプには着物の折り目、グリルには折り紙、革張りのシートには池の波紋など、細部に日本独特の繊細なエッセンスが盛り込まれた。QX60の特徴であるダブルアーチのグリルのメッシュは、日本の伝統的な折り紙の複雑な折り目からインスピレーションを得ている。
インフィニティ初となるブラックルーフは、リアホイールに向かって視覚的に伸びており、クロームのアクセントを強調。流れるような曲線がフロントとリアのホイールを覆い、ほとんどのグレードに20インチの機械仕上げのアロイホイールが用意されている。
リヤテールライトの特徴は、フロントLEDヘッドランプディスプレイと同様に、複雑な着物の折り返し模様を採用しており、折り紙にヒントを得たメッシュグリルや、控えめながらも心に響く日本のデザイン要素がQX60の内外装全体に施されている。
エクステリアと調和する、プレミアムなインテリア
インテリアは、精巧なディテール、厳選された素材、そしてオーダーメイドの芸術性で彩られている。広々としたキャビンは、職人の感覚を持つプレミアムなタッチで仕上げられた。サドルブラウンのセミアニリンレザーの内装は、ダブルステッチのコントラストが美しいアクセントとパイピングで、微妙なカーブを表現。
QX60では、新グレード「AUTOGRAPH」が設定された。1列目と2列目のシートには、池の波紋をイメージしたセミアニリンのキルティングレザーを使用し、シートバックにはエンボス加工を施して、アーティスティックでヒューマンな雰囲気を醸し出している。
アンビエント・インテリア・ライティングは、乗降時に柔らかく表情豊かな光でキャビンを包み込む。標準装備のパノラミック・ムーンルーフは、日中は自然光で、夜はドラマチックな月光で、風通しの良いキャビンをさらに開放的にしてくれる。
「新型INFINITI QX60には「間」のコンセプトを採用した。日本のミニマリズムを形に取り入れながら、細部でバランスをとっている」とインフィニティデザインの責任者、中村氏は語った。「インテリアとエクステリアは、それぞれのデザインに調和がとれていて、相互に影響し合っている」
アップグレードされた空間と快適性

2列目・3列目シートを前方に折りたたむとフラットなカーゴスペース
新型QX60では、ほとんどのグレードで最大7人が座れる豪華なシートが用意される。QX60 AUTOGRAPHのグレードには、2列目にキャプテンチェアが標準装備され、ファーストクラスのような座り心地を実現。先代モデルと比較して、2列目と3列目の乗員のヒップ・トゥ・ホイールのスペースが拡大し、より自然な着座姿勢を実現している。
分割可倒式の2列目と3列目のシートを前に倒すと、運転席と助手席の後ろにほぼフラットな荷室が出現。3列目を前に倒すと、先代よりも多い41.6立方フィートの荷物を積むことができ、床下収納には先代よりも約21リットル改善された54.1リットルの荷物を積むことが可能に。
2022年のINFINITI QX60は、最大7つの利用可能なUSB充電ポートがスマートに装備されており、各列での充電が可能で、乗員のために複数の室内収納ボックスが用意されている。
インフィニティ IQテクノロジー

2022年の新型INFINITI QX60は、直感的なテクノロジーと印象的なドライブライン・ダイナミクスでファミリー層に応えることを目指している。
全グレードにインテリジェント・オールホイール・ドライブが搭載されており、先代モデルと比較して大幅に進化した。新開発のダイレクトカップリング方式の全輪駆動システムは、車輪のスリップを検知するとほぼ瞬時に作動し、場合によっては滑りやすい状況でも自信を持って作動できるように積極的に作動させることができる。北米の雪国で行われた大規模なテストでは、エンジニアが何百時間もハンドルを握ってこのシステムの性能を検証。利用可能なパワーの最大50%を後輪に送り、グリップ力を高めることができる。インフィニティのアクティブブレーキ・リミテッドスリップ機能は、個々のホイールにブレーキをかけ、ほぼ瞬時にグリップ力のあるホイールにトルクを振り向けることができる。
直感的なインフォテイメントが全グレードに標準装備

室内では、高精細なINFINITI InTouch 12.3インチインタラクティブディスプレイとタッチスクリーンコントロールを備えたインフォテイメントが新型QX60の全グレードに標準装備されるなど、新しいテクノロジーが採用された。
また、鮮明な10.8インチフルカラーヘッドアップディスプレイは、ドライバーが道路から目を離すことなく重要な情報を表示することができる。このシャープなディスプレイは、デュアルフリーフォームミラーを採用することで、従来よりもさらに多くの角度から鮮明な情報を表示することが可能。さらに、ドライバーをサポートするために、スマートリアビューミラーが用意されており、同乗者や荷物が後方の視界を遮る可能性がある場合に、QX60の後方を見ることができる。
QX60には、Bose Performanceシリーズ17スピーカーのプレミアムサウンドシステムが搭載されている(一部のグレードに標準装備)。ボーズ・パフォーマンス・シリーズ・サウンドシステムは、特別に設計されており、ソースを問わず、豊かで幅広い音域を再現。巧みに設計されたリアのウーファーは、これまで床下収納部にあったものをリアパネルに移動させ、より良いサウンドと収納力を実現している。
「リア・オートマチック・ブレーキ」、「予測型前方衝突警報」、「歩行者検知機能付き前方緊急ブレーキ」などのアクティブ・セーフティ機能をQX60の全グレードに標準装備。また、アダプティブ・フロント・ライティングとオートレベリング・ヘッドライトが用意されている。

