輸入車
更新日:2021.06.02 / 掲載日:2021.06.02
新型ベンテイガハイブリッド、英国と欧州で発売 ラグジュアリーSUV市場に電動化を導入

ベントレーは現地時間6月1日、英国と欧州向けに、ベンテイガ ハイブリッドの注文受付を開始した。今後数週間のうちに納車が開始される予定だという。

昨年の夏に発売されたベンテイガ V8とベンテイガ スピードに続き、ベンテイガ ハイブリッドは、このセグメントでラグジュアリーSUVの3番目のモデルとなる。初代ベンテイガ ハイブリッドは、ベンテイガの製造台数の5台に1台の割合で販売されたが、2代目の登場により、その割合はさらに高まりそうだ。中国では、発売以来ベンテイガの注文の45%をハイブリッドが占めている。
最新世代のベンテイガ ハイブリッドは、ベンテイガ V8と同じ基本価格で販売されており、顧客はコストではなくパワートレインの好みで選択が可能だ。
同じレベルの快適さと贅沢さを備えながら、より静かで洗練された走りを実現したベンテイガハイブリッドには、選りすぐりの新技術とコネクテッドカーサービスが搭載されており、これまでで最も技術的に進んだベンテイガとして位置づけられている。
最新のオンボードテクノロジーとより快適なキャビンを導入した新型ベンテイガは、内外装ともに先代モデルから大幅に変更がなされた。ベンテイガハイブリッドは、4人乗りと5人乗りの2タイプがあり、ブラックラインやスタイリング・スペックなどの豊富なオプション・コンテンツを利用して、さらに個性的な車に仕上げることができ、現在、ブラックラインは顧客の3分の1以上の車で採用されている。

ベンテイガ・ハイブリッドは、究極のエレクトリック・ラグジュアリーを実現し、都市部をスムーズかつ静かに移動することができる一方で、都市部を抜け出してドライブすることができるグランドツーリング機能を備えている。ベンテイガ ハイブリッドは、純粋な電気駆動では25マイル(40km)、合計した航続距離は430マイル(693km)となっている。
ベントレーの調査によると、90%以上の顧客が初代ベンテイガハイブリッドを日常的に、または週に数回使用しており、100%近くがEVモードを使用、そのうちの半数は常に30マイル以下の移動だという。 実際には、大部分の走行は完全に電気のみで行うことができ、排出ガスもゼロで環境面で多くのメリットが得られる。
ベンテイガハイブリッドは、今年生産が開始される2台の新型ベントレーハイブリッド車の最初のモデルであり、次のモデルは今年の夏に発売される予定となっている。